質問会！みたいな ページ31
杉田side
中村くんが出て行った後、田中さんが小声で話し出した。
田中｢あのぉ…この打ち合わせってエンカウントのですか？｣
杉田｢そうだけど…どうした？｣
田中｢いや、あの番組っていつもこんな打ち合わせするんですか？なんかイメージと違って…失礼ですけど…笑」
…いい所に気づくなぁ。
よく番組を見てくれてる。感心するよ。
杉田｢…その通り、いつもはしないよ｣
田中｢え、じゃあどうして…」
ここで中村くんがこの話を聞いてないか確認するため、右手の人差し指を口の前にもっていき、沈黙をつくる。
俺の指示通り2人で黙り込むと、中村君の声がドアを跨いだ廊下の方から聞こえてきた。
中村｢はい。あー新番？はい、了解です｣
電話に夢中で気づいてないようだ。
自分の安全を確保し、田中さんに話し出す。
杉田｢実は今日のこれはさ、打ち合わせっていうより質問会！みたいな」
田中｢？？ じゃあ、この打ち合わせって収録に…」
杉田｢あまり関係ないね笑」
田中｢ですよね。…え、じゃあなんでこの質問会やるんですか？｣
杉田｢んー、中村が田中さんのことが気になるんだって」
俺が言ったと同時にガチャっとドアが開く。
中村｢その言い方は誤解が生まれる」
おっと話しすぎてしまった。
危ない。
新しく仕事が決まったはずなのに、殺し屋みたいな眼をした中村に睨まれる。
中村｢気になるっていうか、出会って月日がそんなに経ってないだろ？だから聞きたいことが山ほどあって…」
中村も素直に言えばいいのに。
君のことが好きだから色々知りたいって。
まぁ、自分だったらそんなこと絶対に言えないけど。
田中｢あぁ、なるほど！いくらでも！｣
とても可愛らしい顔で微笑む。
田中さんも鈍感そうだ。
全然中村の気持ちに気づいてないだろう。
中村｢じゃあ、好きな…アニメは」
田中｢マクロスFrontier｣
中村｢…知ってたわ…｣
さっき山ほど質問あるとか言ってたくせに、1個目でもう詰まってんじゃねぇか！
中村｢なんか…いざ本人を目の前にすると、質問ねぇな」
杉田｢…。あのー、日ごろ何してるの？｣
田中｢ゲームですね」
中村・杉田｢…知ってたわ｣
杉田｢実際だいぶ知ってるな田中Aを」
中村｢あぁ。…もうゲームしよ…」
杉田｢結局こうなるのか｣
と、言いつつ格ゲーをする為にアケコンの準備始めた。
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ふぁくと(プロフ) - 悠衣さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂き本当に嬉しいです(/ω＼)頑張るので、是非楽しんでご覧下さい！ (2017年3月29日 23時) (
レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
悠衣(プロフ) - とってもとっても面白いです!!この小説大好きです。エンカウント編も楽しみにしてます！ (2017年3月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a5a3a00bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 蒼井憂雨さん» ありがとうございます(；▽；)このコメントを励みに頑張らさせていただきます！！ (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井憂雨(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください(*´ω｀*) (2017年3月22日 12時) (レス) id: f7de849322 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 青宙先生。さん» 【ここからは直接脳内に】本当にありがとうございます。あなたのおかげでほかの読者にばれることなく、訂正ができます笑(超小声) 本当に丁寧な訂正コメントありがとうございました。(大声) (2017年3月20日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉると | 作成日時：2017年2月26日 16時
