ゲーム大好き声優です

あの声 ページ4

中村side





杉田のオーディションという言葉で俺はあの声のことを思い出した。




中村「そういえばそのオーディションですごい声の子に会った！…というより聞いた…が正しいか…」


梶田「え、審査員かなんかですか？中村さん」




安元さんとのぞきしてました。とは恥ずかしくて言えず、




中村「えっと…たまたま通ったらさ、凄いよあの声」


杉田「能登さんとどっちが好き？」


中村「うわぁぁその質問はナイわ。どっちもいい！」




能登さんは落ち着いてて大人な透き通る感じが好きだけど、あの声の人はなんかなんていうか凄いんだよなぁ。
…語彙力ないなぁ俺。




梶田「顔と胸はどうだったんすか？」


杉田「お前すぐそういうこと聞くなよ」


中村「それが、声しか聞いてなくて。わかんないんだよ。もう一度会いたいんだけど」


梶田「名前もわかんないんすか？」


中村「そうなんだよねー」


梶田「名前わかったら中村さんの権力使ってあんなことやそんなことが……」


中村「俺そんなことしねぇよ！？」


杉田「でも、中村くんがそんなに惚れた声ならオーディション受かるだろ？」


梶田「そしたらその内現場で会えるんじゃないすか？」




なるほど、梶田くんにしては名推理。と思いつつそれって結構可能性低くないか？

そんなことを考えてたこの時の俺はこれから起こることなんか知る由もなかった。

ナイスタイミングだ→←すかいぷ

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