〜ピアスの持ち主〜 ページ37
私とセオは、ママたちのところへ戻った。
「ママ！ピアスが落ちてたんだけど、誰のかわかる？」
「あ、それ姉さんが誕生日プレゼントで貰ったピアスによく似たデザインだな。」
ママは、ごまかし笑いを浮かべている。
「Aさん？どうかしました？」「あ、ううん。」
ママは、明らかに動揺している。「姉さん。何か隠してるだろ？」
「い、いや、別に！」「うふふ、Aさん、嘘が下手なんですね。」エリザさんは笑みをこぼした。
「姉さん、何を隠してるんだ？」「・・・実はね、私ホグワーツ１年生の時に、魔法薬の授業で爆発を起こしちゃって。それで、別の時代に行っちゃったんだけど、そこでアリシアくらいの女の子と出会ったの。人を呼ばれそうになったから慌てて逃げたんだけど、その拍子にピアスを片方無くしちゃったみたいで・・・。」「じゃあ、これママのなの？」「うん。ありがとう！」
「Aさん。そのピアスを探そうとはしなかったのですか？」パパが聞いた。
「探そうとしたよ。でも、たぶん見つからないって思って諦めた。」
「それ、探してないだろ！」セドルおじさんがママを軽く叩いた。
つまり、ピアスの持ち主がママだったってことは、さっきの女の子はママだったの・・・！？
確かに、どことなくママに似てるなって思ったけど・・・。
「さっきね、ホグワーツ生だったころのママに会ったんだよ！ねえ、セオ！」
「・・・うん。」「え、じゃあ、あの時出会った女の子は、お母様じゃなくてアリシアだったのか〜！良かった〜！」ママは、笑顔で言った。
ママ、一体授業で何したの・・・？ママってホグワーツではどんな生徒だったんだろう。
セオたちは、私の家に泊まることになった。
セオと私は同じ部屋だった。「ねえ、セオ。セオは何が好きなの？」
セオは少し考えてから答えた。「・・・魔法。全体的に興味ある。」
私と好きなものが同じだったからか、私は、嬉しくなった。
そして、私とセオは、私のママである、A・クレティルについて調べることにした。
〜（名前）・クレティルの謎〜（しばらくアリシアｓｉｄｅ続きます。）→←〜セオと冒険〜（アリシアｓｉｄｅ）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mia(プロフ) - 読んでるとハリーポッターの世界に引き込まれました！凄かったですよ！ (2020年3月30日 11時) (
レス) id: 74332ca93a (このIDを非表示/違反報告)
天命澪里(プロフ) - ありーすさん» ありがとうございます！まだまだ初心者ですが宜しくお願いします！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: e8006ff7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ありーす - 面白いです！頑張れ (2018年9月24日 19時) (レス) id: 26236bbcfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天命澪子 | 作成日時：2018年5月23日 21時
