検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:48,254 hit

28 ページ28

その少し続いた沈黙は、賢人によって破られた。


「なんだ、期待した俺がバカみたいじゃん」


「…え?」


なんて言ったの?


ボソボソっと何か言ってるのはわかったけど、


何言ってるのかまでは、わかんなかった。


「さっき、なんて?」


「別に、なんにもねえ!!」


「ふーん…?」


まあいいや。


ムリヤリ聞き出すほどのことじゃないだろうし。


「そういえば、楽しみだね。遠足!」


「ああ、Aがいるから余計」


「えっ…」


それって…


「おもしろいケンカ相手として」


「そっちかい!!」


あ、思わずつっこんじゃった。


「け、賢人さ…私と同じ班でイヤじゃないの…?」


「は!?…イヤなわけねーじゃん。なんで?」


「だって、さっきまで賢人、機嫌悪かったから、
私と同じ班になったのがイヤなのかなーって…」


「あ…!あれはお前がいやだからじゃなくて…は、腹へってたからだよ!」


「そ…そうなの?なんだ…」


「当たり前だろ!…‘幼なじみ’が同じ班でいやなわけねーし!」


‘幼なじみ’…


近いけど、本当は、一番遠い存在なんだよね…


いつかそれが、‘彼女’になれたらな…


「そ、そりゃそーだよねー!私たち、ただの幼なじみなんだから!
いやなわけないよね!」


「…あぁ…そう…だな」


あれ?なんか、賢人のテンション下がった…?


気のせいかな…


「A、着いたぞ」


「えっ?あ、ホントだ」


いつのまにか、目の前に私の家が。


「じゃあ、また明日ね」


ホントはもっと一緒いたいけど、残念ながらお別れだ…


私と賢人は家がお隣なんだ。


学校は、2人とも違う時間に登校してるんだけど。

29→←27


ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ: , 幼馴染み , 三角関係?   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優日(プロフ) - 赤リンゴさん» ありがとうございます♪本当に嬉しいです!!更新がんばります。今はパート3で活動してます、コメント本当にありがとうございます! (2012年12月5日 22時) (レス) id: 7d34ff5349 (このIDを非表示/違反報告)
赤リンゴ - すっごく面白かったです!これからもがんばってください。 (2012年12月1日 16時) (レス) id: a6e1e000fa (このIDを非表示/違反報告)
優日(プロフ) - クマさん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2012年10月27日 13時) (レス) id: 962bd49e52 (このIDを非表示/違反報告)
クマ - 結構、読んでて楽しかったデス! (2012年10月26日 16時) (レス) id: 1fa241487f (このIDを非表示/違反報告)
優日(プロフ) - ktさん» ほんまですか?嬉しいです! (2012年9月10日 21時) (レス) id: 962bd49e52 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:優日 x他1人 | 作成日時:2012年2月28日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。