ボクの許嫁が純粋すぎて困っています。《姫宮桃李》

☆１４☆ ページ16

ｰ桃李sideｰ





桃李「負けないからねっ、千尋先輩！」





千尋「ふんっ、くそがきが……！」





瀬名「これどういう状況……？」





仁兎「泉ちんっ！！久しぶりに部活に来て、挨拶もにゃしかっ！！？
大変なんにゃ！桃李ちんと千尋ちんがAちんを賭けて勝負しだしたのら！！」





瀬名「ふぅん……暑苦しいね〜？
チョ〜うざぁい……やっぱり来るんじゃなかった……ゆうくんもいないし……」





　


桃李「行くぞ〜！必殺サーブ！！────あ」





ラケットが……！！！





ボクの手を離れたラケットは、
テニスコートの外、廊下を歩いていた椚先生の眉間へ直撃した。





テニス部「うわ……やっば……」





椚「っく……いったい何処の誰が……！！」





千尋「せんせーい！ここの姫宮桃李くんでーす！」





桃李「うにゅ〜！！裏切り者ぉ〜！！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ





椚「職員室に来てもらいましょうか……」





桃李「うわぁん！やだやだやだ！！
今日はAと帰る約束してるのにぃ〜〜！」





千尋「はっはっは！！じゃあAは俺と帰るようだな！御愁傷様！！」





ほんっとムカツク。あの顔……！！





桃李「くっそーーーー！！」

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