ボクの許嫁が純粋すぎて困っています。《姫宮桃李》

☆９☆ ページ11

ｰ桃李sideｰ


　


もう、Aったら……めんどくさいことになっちゃったな〜……


　


千尋「おい、そこのチビ……
どういうことだよ……お前ん家に泊まってたって……」


　


桃李「わぁ……顔怖い……」


　


ガシッ


　


桃李「うわあっ！？」


　


千尋先輩に胸ぐらを掴まれ、宙に上げられる。


　


千尋「いったいどういうことか……
説明あるよね〜？」ﾆｺｯ


　


笑顔が怖いよ……。


　


『ちょっ、お兄ちゃんっ！おろしてあげてよ！』


　


千尋「いやいや、ダメだよ。A……
こんなやつは…お仕置きしないとっ！！」


　


振り上げられた拳。


　


来るであろう衝撃に備えて、思わず目を瞑る。


　


　


　


　


　


　


ガシッ


　


千尋「っ！？」


　


弓弦「何をなさっているのですか
千尋さま？」ﾆｺｯ


　


桃李「ゆ、弓弦……？」


　


千尋「チッ……


　


はいはい、返すよ」ﾊﾟｯ


　


桃李「痛っ！もうちょっとゆっくりおろしてよ〜っ！！」


　


千尋「あーあ、弓弦くんには敵わないな〜
顔怖いんだけど？」


　


弓弦「千尋さまには言われたくありませんね」


　


『あの二人って似てるよね〜♪』


　


桃李「弓弦だけでもめんどくさいのに、
千尋先輩が加わると、ってこと？」


　


『うん……ウザいのはお兄ちゃんだけだけどね〜……』


　


千尋「(ええっ！そんな風に思ってたの！？)」

☆１０☆→←☆８☆

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
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