検索窓
今日:17 hit、昨日:45 hit、合計:25,457 hit

第39話 ページ40

〜Aside〜


野薔薇ちゃんが真衣先輩の言葉に怒りを爆発させようとしたその時

先程もう1人の同級生を吹っ飛ばした人物の声が聞こえた

「帰るぞ、真衣」

東堂先輩の近くにその同級生の姿は見当たらない

「えっ…?」

「なっ…そんな!」

当の本人は『おっ上着あった』なんて呑気そうにしている

「伏黒くんは…?」

「大丈夫だ、パンダ達がついてる」

それならひとまずは安心

「楽しんでるようだな」

東堂先輩の言葉に真衣先輩が立ち上がって答える

「冗談!私はこれからなんですけど」

すると東堂先輩はストップをかけた

何やら東京にまだ大事な用事があるらしい

「(後輩痛めつける以上に大事な用事とは…?)」

すると東堂先輩はポケットから不意に紙の束を取り出した



「"高田ちゃん”の…"個握”がな!!」



それを聞いた女性陣はみんな興味無さそうに

「「「へぇ〜」」」

とだけ呟いていた

「(東堂先輩ってヲタ側の人間だったんだ、意外…と言うかもう1つの大事な用事ってそれ?

確かに推しの握手会それも個別でとなると大事には違いないけど…)」

後輩痛めつけた後に行く所ではないと思う

さらに先輩は続ける

「乗り換えミスってもし会場に辿り着けなかったら俺は何しでかすかわからんぞ」

「(…まぁ会場つけないのは悲しいよね、しっかしこの人の『何しでかすかわからん』はちょっと怖い)」

さっき男子高校生が1人吹っ飛ばされたのを見たから余計に


先輩は周囲の反応などお構い無しに真衣先輩を呼ぶとさっさと行ってしまった

「あんたたち、交流会はこんなもんじゃ済まないわよ」

そんな捨て台詞に黙って無いのが野薔薇ちゃん

「な〜に勝った感出してんだ、制服置いてけこら〜!」

「やめとけ馬鹿、ここじゃ勝っても負けても貧乏くじだ

交流会でボコボコにすんぞ」

「ですね、このままじゃ悔しいですもん

(もっとレベルアップしないと)」


その後私達はケガの治療ため医務室に行くことに

その道中で野薔薇ちゃんがさっきの先輩方の会話について聞いた

「ねぇ真希さん、さっきの本当になの?呪力がないって」

真希先輩は答えた

「本当だよ、だからこのメガネがないと呪いも見えねぇ

私が使うのは"呪具”初めから呪いがこもってるもんだ」

「お前らみたいに自分の呪力を流してどうこうしてる訳じゃねぇよ」

「(真希先輩が呪具の扱いに長けていることは知ってたけど…術式無しなんて凄く怖いだろうな)」

野薔薇ちゃんはさらに質問を続けた

第40話→←第38話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みぃ(プロフ) - さらさん» ご覧いただきありがとうございます!楽しんで頂けてなによりです!これからもよろしくお願いします! (10月30日 6時) (レス) id: 6559ee5f93 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話めっちゃ大好きです!!凄く読みやすいです!!伏黒くんのお話も少ないので書いてくれて嬉しいです!!ゆっくりで良いので、更新楽しみにしてます!! (10月30日 1時) (レス) @page39 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 狗巻棘くんの()内のセリフは意訳です!なのでエンタメとして感覚で楽しんでいただけたらと思います! (9月20日 2時) (レス) id: 6559ee5f93 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ご覧いただきありがとうございます!更新頻度は少なくムラがありますが、更新された際には是非楽しんでいってください! (9月10日 1時) (レス) @page30 id: 59c0e1f65d (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年4月29日 13時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みぃ | 作成日時:2022年1月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。