君のそばで【呪術廻戦】

第37話 ページ38

〜Aside〜



いきなり東堂先輩に好きな女の子のタイプを聞かれた伏黒くん

案の定本人は嫌そうにしている

A「(でも､伏黒くんには悪いけどちょっと聞いてみたいかも)」

伏黒くんは普段から恋愛系の話全然しないからいい機会ではある

彼のようなクール系男子は一体どんな子をタイプに挙げるんだろうか

A「(いや､変な意味はなくて純粋に興味本位だから)」

そうやって誤魔化しつつ､何て答えるのか気になって隣にいる伏黒くんを見ると

目が合って驚いて勢いよく逸らしてしまった

A「(目､合っちゃった！見てたのバレたかな…

いや､もしかしたら野薔薇ちゃんを見てたのかも！)」

伏「(釘崎は丸腰だ､面倒事は避けたい､それから…

よりにもよってAの前でこんな話題…そうだな…)」

それから伏黒くんはこう答えた


「別に好みとかありませんよ

その人に揺るがない人間性があればそれ以上は何も求めません」


おお〜！何かかっこいいなその答え

どうやら他の女性陣にも好印象な様子

釘「悪くない答えね

巨乳好きとかぬかしたら私が殺してたわ」

伏「うるせぇ」

A「素敵な答えだね」

伏「っ！そうか(バレたか…？どっちだ…？)」

揺るがない人間性と言えば伏黒くんの周りだと､

お姉さんの津美紀さんや野薔薇ちゃん､真希さん辺りと言ったところ

A「(でもまぁ､誰を選んだとしても伏黒くんはきっといい人と幸せになれるんだろうな)」


さて、質問の回答が出て事態は終息したかのように思えたが

東「はぁ…やっぱりだ､退屈だよ伏黒」

東堂先輩が泣いてる､どうやら先の回答がご不満な様子

「(やっぱりこの人めんどくさいな､あれっこっちに向かって)」

と思った次の瞬間

ﾄﾞｽﾂという鈍い音がしたかと思えば伏黒くんが消えた

正確には東堂先輩に文字通り吹っ飛ばされた

A「(速い！目で追えなかった！)伏黒くん！」

釘崎「伏黒！」

吹っ飛ばされた伏黒くんの元へ行こうとすると後ろから真衣先輩に足止めされた

真衣「あ〜あ伏黒くんかわいそう」

「2級術師として入学した天才も1級の東堂先輩相手じゃただの1年生だもん

後で慰めてあげよ〜っと」

この人はこの人でさっきから人をバカにしたような発言しかしない

釘「似てるって思ったけど全然だわ､真希さんの方が百倍美人

寝不足か？毛穴開いてんぞ」

A「先輩､やり方が卑怯ですよ

あとさっきの言葉全部取り消してください

(仲間を侮辱した事後悔させてやる)」

第38話→←第36話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す