君のそばで【呪術廻戦】

第35話 ページ36

〜Aside〜



交流会に向けた特訓が始まってから数日が経ったある日

私達は真希先輩からお使いを頼まれて高専内にある自販機まで飲み物を買いに来ていた

ﾋﾟｯ ｶﾞｺﾞﾝ

釘「自販機 もうちょい増やしてくんないかしら」

伏「無理だろ 入れる業者も限られてるしな」

確かに同じようなのばっかりだったら飽きちゃうよね

A「まぁ気持ちはわかるよ」

色々不便なのは否定しない

「さっさと買って先輩達のとこいくぞ」

「わかってるわよ」

設備に不満を漏らしながらも先輩達の分の飲み物を選ぼうとしたそのときだった


??「よぉ､お前ら東京校の1年だろ？」


遠くから男性の声がして私達が振り向いた先にいたのは

頭をお団子にしたものすごくガタイのいい男性とノースリーブでハイネックの夏服を来たボブヘアの女性

この人達は確か京都校の…

A「えっと…真依先輩と､東堂先輩ですよね？お噂はかねがね伺っております」

挨拶もかねて軽く頭を下げる

先輩だし一応失礼がないようにしないとね

それにしてもなんでこの人達がここに？

伏「なんでこっちいるんですか？禪院先輩」

釘「あ、やっぱり？雰囲気近いわよね、姉妹？」

伏「双子のな」

確かにこうして見るとやっぱり似てるな〜禪院姉妹

真衣「イヤだな〜伏黒くん、それじゃあ真希と区別がつかないわ

”真衣"って呼んで？」

そう言った真衣先輩は少し頬を赤く染めていた

…似てるのは雰囲気とか見た目だけだったかも


東堂「こいつらが乙骨と3年の代打ね」

真衣「あなた達が心配で学長について来ちゃった〜

同級生が死んだんでしょう？辛かった？それともそうでもなかった？」

なっ、何言ってんの？この人

そう思ったのは私だけでは無いようで伏黒くんが先輩に「何が言いたいんですか？」と聞いた

すると真衣先輩はさらに続けた

「”器"なんて聞こえはいいけど要は半分呪いの化け物でしょ？

そんな汚らわしい人外が、隣でぶしつけに"呪術師”を名乗って虫唾が走っていたのよね？」

「死んでせいせいしたんじゃない？」

は？ホントにこの人は長々と何を喋ってた訳？『化け物』？『汚らわしい人外』？『死んでせいせい』？

虎杖くんのことバカにして…！勘違いもここまで来ると一種の被害妄想みたい

私達が黙って先輩を睨みつけていると東堂先輩が口を開いた

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