もっといっぱい舞って頂戴？【文豪ストレイドッグス】

序章。 ページ1

私の躰に在るものは，親から受けた赤い跡。







私の躰にあたるのは，外の冷たい冬の風。








私の躰につくものは，私を隠す紅色(くれないいろ)。









　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
嗚呼、壊れてしまいそうだ。



　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

疲れたな。疲れたよ。疲れたんだ。






　
　
　
　
　
　
　

　
　
　

嗚呼、狂ってしまいそうだ。






　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
こんな記憶、消えれば良い。







私の存在ごと








誰にも知られないまま、消えれば良いんだよ。





　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　









　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
私の前に立つ人達。








邪魔だなぁ、どっか行ってよ。







嗚呼、遊びたいの？









でも今は気分が悪いから、遊んであげない。サヨナラ。次の世界では、幸せになれると良いね。









目の前の躰を見て嘲笑う。









嗚呼、可笑しい。









もう、全部全部笑っちゃうな。








さっさと踊って、居なくなってよ。









　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　









　









　






　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　

　

誰も、私の真実(ほんとう)の気持ちを知らない。

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