『A place of rest』by,芥川 ページ6
私「…………………んう…………………」
目が覚めると、もう10時を過ぎていた。
隣には、(親友)が気持ちよさそうに眠っている。
昨晩、(親友)は、明日は折角の休みだから久しぶりに一緒に過ごそうと言って、私の家でゆっくりした。
私も、久しぶりにワインを飲み、色んなことを話した。
起き上がって、朝御飯を作る。
食パンを二枚焼いて、ジャムを塗る。
すると(親友)も起きてきて、パンを見ると喜んで私に抱き着いて来た。
(親友)は、昔から一寸、否かなり甘えん坊な所がある。だからよく抱き着いてきたりする。
でも可愛いから、私はいつも頭を撫でてあげてる。←
朝御飯を食べて着替えて、私達はある場所へと向かった。
その場所は、武装探偵社。
私/(親友)「「お邪魔しまーす」」
そう言って、ドアを開ける。すると。
太宰「Aちゃん、(親友)ちゃん!待ってたのだよ〜〜!!」
治が抱き着いて来た。
(親友)「…………っあう…………ぅ////」
隣で、(親友)は顔を真っ赤にしてあたふたしていた。あーもう、可愛いなあ。
私「治、離れて。(親友)が………」
太宰「嗚呼、御免ね(親友)ちゃん!」
(親友)「…………だ、大丈夫、です…………/////」
そう。
(親友)は、治が好きなのだ。
一目惚れ、という奴らしい。
入水していたのを助け、心中に誘われた時の治の眼差しに、そして水に濡れたイケメンさに、
成す術も無くやられたらしい。
水も滴る良い男、というのは、こういう人の事を言うんであろう。
私達はポートマフィアにも関わらず、探偵社の人と仲が良かった。
勿論、他の人には秘密。
与謝野さんとお茶したり、賢治君の畑仕事を手伝ったり、乱歩さんとお菓子を食べたり、
国木田さんの仕事を手伝ったり、治と遊びに行ったり、谷崎兄妹とお話ししたり、
時には、社長と一緒に猫と戯れたり…………。
武装探偵社は、私達にとって、主に私にとって、休息の場だった。
今日も、治と遊びに行った。
喫茶店で、治が奢ってくれた。
治は本当に優しいと思う。
何度も「蛞蝓の何処が良いの?」と聞かれる事には参ったが。←
そんな他愛も無い恋話を、彼奴らが聴いているとは、私は全く知らなかった。
『Caller』by,エリス→←『Person I dislike and one's best friend』by,樋口
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:妃薫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakaharaty1/
作成日時:2017年3月29日 18時