Te amo con toda mi alma【中原中也】 (ページ12)

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『Comfort』by，敦ページ12

ASide

目が覚めると、中原幹部の姿は無かった。

頭痛やめまいは無かったから起き上がって、机の上にあった紙を見た。

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熱は下がったみたいだから，俺は帰る。

俺の携帯の番号書いとくから，追加しとけ。

LINEは勝手に追加させて貰ったからな。

次またこんなことがあったら，ヤケ酒なんかせずに俺を頼れよ？

それと，スープと粥をリビングに置いてあるから，食ってよく寝とけ。

体調が戻って佐久達の事も一段落付いたら，今度逢引(デート)でもしようぜ。

もう一つ。手前は準幹部で，無駄に敬語なんか使う必要は無ェよ。

まあ，いきなりは無理だろうから，せめて二人の時位は敬語は外せ。

後，「中原幹部」じゃなくて「中也」って呼べ。百歩譲って「中也さん」にしろ。

付き合ってんのに苗字呼びは可笑しいだろ？(笑)

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私「っ………/////中原幹部、私、付き合おうなんて言っても、聞いても無いんですけど………」

そう言いながら、私は微笑んだ。

中原幹部。

貴方は本当に、素敵な人です。

―――――嗚呼。

私「っ………………最近、泣きっぱなしだなぁ………………」

私の目からは、また透明な雫が流れていた。

けれどそれは、今までとは違うところが一つだけあった。

私「…………っ、甘い…………ははっ………………」

口元に流れて来た涙は、甘い味がした。

嬉し涙は甘い味、というのは、本当なんだなぁ。

私は、涙を拭いて形態を見た。

確かに、一つアカウントが増えている。

【新しい友達：中也。】

トーク画面に移って、私はメールを送った。

A。お陰様で,随分と体調が良いです
A。色々と有難う御座いました

すると。

中也。良かったな
中也。敬語外せっつったろーが笑

A。,,,御免
中也。嗚呼。粥食ったか?
A。まだ
中也。食べとけよ。また熱出るぞ
A。うん。分かってるよ
中也。おう

くだらない会話。

だけど。

私「………ふふっ////」

私を元気付けるには、充分だった。