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『Confession』by,乱歩 ページ11

私「っ………な、中原幹部、何して………/////」








Aは、顔を真っ赤にしてもがいている。






だから俺は、Aをもっと強く抱き締めた。








中「………A」






私「っ……中原、幹部?」









中「………………………………手前が、好きだ」









私「……………………………………………え?」









聞き返すAに、俺はAの顔を見て、もう一度言う。







中「………Aが好きだ」









私「っ………………!?////////」









中「仕事が早い所も、いつも何かしら気を使ってくれる所も、





笑った顔が可愛い所も、偶にドジな所も、全部。





Aの全部が好きだ。






言っとくが、お世辞でも何でも無ェぞ?」






私「っ…………でも、中原幹部は、(親友)が好きなんじゃ」








中「はァ?んな事誰が言ったんだよ。俺が好きなのは手前だ、上野じゃ無ェよ、莫ー迦」








そう言って、俺は笑う。







Aの顔が見る見る赤くなっていく。







中「…………手前の日記を読んだ」








私「っ!」








中「読んで、決めたんだよ。手前は俺が守ってやるって。







佐久達からも、な」









私「…………………………………其処まで読んだんなら、もう知ってるんでしょう?」








Aは、顔を暗くして言った。





私「……………私が昔、体を売ってお金を稼いでいた事も」









中「ッ…………!」








私「………私は汚れてます。中原幹部に相応しく無いです…………だから…っ!!?」









汚れてます、なんて言うAに、俺は―――――――――。



















 chu









優しく、接吻(キス)をした。









私「っ……!?/////中原幹部、今…………!!!」









中「…………手前が汚れてる、だァ?







んな訳無ェだろうが、莫迦。









俺は日記を見た後に手前が好きだって言ったんだ。察しろ」









私「っ……」








中「手前を嫌ったりなんかしねェよ。絶対にな。






だから、もっと俺を頼れ。一人で抱え込むな。








泣きたい時は泣けば良い。何時でも俺が傍に居てやる。





だから、無理すんな」







私「っうぅ…………うああああああああああっ、うああああああああああ!!!」






Aは、俺の腕の中で泣いた。

『Comfort』by,敦→←『Arousal』by,国木田



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作者名:妃薫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakaharaty1/  
作成日時:2017年3月29日 18時

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