【中原中也】素敵帽子に奪われる【文スト】

両思い13% ページ15

Aside









夢を、見た。






中也や治、首領に姐さんも居た。









「じゃあのう、A。元気にしとるんじゃぞ。」

『え？姉さん？』







「Aちゃんは組織に貢献してくれたねぇ、今まで有難う。」

『首領…？何を云ってるんですか？』







「Aちゃん、君と出逢えて良かったよ。じゃあね。」

『お、さむ？…待って！』







「手前に好きって言われた日は、人生で1番嬉しかったぜ。A、愛してた。」

『ちゅ、うや？何で？何でまた離れるの？』







「「「「じゃあ、ばいばい」」」」









なんで、どうして。



何でまた、離れるの？








私は居場所を見つけた。

ポートマフィアと言う、大好きな場所を。




世間一般にとってマフィアは影。

でも私からしたら、マフィアは影の中の光。





ずっとマフィアで、皆と過ごす。

そう約束したじゃん。





暗殺屋からマフィアになった時、決心したのに。









どうして私を独りにするの…？









傍に







居てよ。









大切な物ほど、私から離れようとする。

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