なかちょろ夫妻の日常2【中村悠一】

サプライズ / あとがき ページ50

Yuichi.N side



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『何これ？』


「今日、病院で性別が分かったからサプライズ発表しようかなって思って作ってみたの！」





夕食後、俺の前に出されたのは苺と
マスカットで飾り付けられている手作りケーキ





『これ切ればいいの？』


「うん、中が苺だったら女の子でマスカットだったら男の子！」


『へぇー…』





Aの説明を聞きながらケーキの撮影をする





「どっちがいい？」


『健康で生まれてきてくれるならどっちでもいいかな』


「それはそうだけど…じゃあ、強いて言うなら？」


『男かな』


「嬉衣ちゃんは？」





と、嬉衣に視線を向けると嬉衣は
目の前に置かれたケーキに釘付けだった





『ケーキに釘付けだな。笑』


嬉衣「あっあっ！」


『そんな訴えないでもちゃんと切るから。笑』





準備されていた包丁を手に取り、ケーキへ






『……やばっ、緊張してきたわ。笑』


「もう目を開けたら性別分かるよ。笑」





緊張のあまり自然と目を閉じていた俺は
心の準備をして恐る恐る目を開けた








.







『ん……お、“男の子”？』





中から出てきたのは、マスカットだった





「うん、この子は男の子です。笑」





お腹に手を当てて微笑んでいるA





『よしっ！！嬉衣、弟だぞー！』





嬉しさのあまり嬉衣を抱き抱え
高い高いをしていた





「喜びすぎ。笑」


『だって、嬉しいじゃん！なぁ、嬉衣！笑』


嬉衣「あぁっ！」


「嬉衣ちゃんは性別よりもケーキに夢中だね。笑」


『だな。食べようか。笑』





突然、我に返り1人だけテンションが
上がっているのが自分に恥ずかしくなる





「家族も増えますし、これからも頼みますよ！パパ。笑」


『任せとけ。笑』


____

【ジェンダーリビールケーキをするなかちょろ】
リクエストありがとうございました！





.




【なかちょろ夫妻の日常】を最後まで
読んでくださり、ありがとうございました！


お気に入り登録、ハート、評価
コメント、お題箱を通しての
リクエストメッセージもありがとうございます。


自信がない私にとって
その全てが原動力になっていました🙇🏻‍♀️



そして、今後についてですが色々考えまして
暫くお休みさせて頂くことにしました。



再開した際はまた皆様に作品を
楽しんでもらえるように頑張りますので
また読んでくださると幸いです。



それでは、またお会いしましょう！

終わり ログインすれば
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