なかちょろ夫妻の日常2【中村悠一】

寝かしつけ ページ13

Yuichi.N side



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「悠一、仕事中ごめんね」


『ん、どうした？』






自分の部屋に篭り、動画のサムネを作っている
俺の元に嬉衣を抱っこし部屋に訪れるA






「嬉衣ちゃんのこと、お願いしてもいい？」


『全然いいけど、出かけんの？』


「うん、ちょっと打ち合わせがあってね。2時間ぐらいで帰ってくるから」


『送ってこうか？』


「大丈夫だよ。ありがとね！嬉衣ちゃん少しだけパパと待っててね」






Aから俺に抱っこが替わると
嬉衣は、案の定泣き出した






嬉衣「あっ、あっ！んぎゃーっ！！」


『めっちゃ号泣なんですけど。笑』






嬉衣を泣き止まそうと優しく話しかける
Aに手を差し出し抱っこを要求する嬉衣






「ごめんね、ママが帰ってくるまでパパと遊んでてね」


嬉衣「んぎゃーーっ！！」


『A、あとは任せてもう行け！』


「分かりました！！あとは頼みます！！」






Aは嬉衣のことを心配しつつも
時間が迫っている為、足早に家から出て行った






『ママ行っちゃった。笑』


嬉衣「んぎゃぁーっ！」


『はいはい、そんな泣いたら疲れるの自分だぞ。笑』






と、背中をポンポンしながら話しかける





こんなに泣ける赤ちゃんの体力って凄いよな






.






嬉衣「ふぇっ…っ」


『ん、落ち着いたか？笑』







しばらくして泣き疲れたのか大人しくなる






『ん…？えっ、寝た？』






俺の肩からは嬉衣の小さな寝息が聞こえてきた






『泣いたり急に寝たり忙しい奴だな。笑……ん。待てよ。俺はこのままベットまで行けるのか…？』






せっかく寝てくれたのに
ここで起こしたらまた0からになってしまう






『…慎重に行くしかないな』






俺は嬉衣を起こさないように音を
立てないように、リビングへ向かう







.







『これなら行けるだろ』






下ろすのにベットは難易度が高いと判断した
俺は近くのベビーメリーに寝かすことをした






『よしよし、そのままだぞ』






起こさず、無事に下ろすことには成功
あとは起こさないように俺が離れるだけだ







『よし、行ける…』


嬉衣「ん…」


『っ！…危ねぇ』






一瞬ピクっと動いたが起きないでくれと言う
俺の願いが届き、無事に離れることにも成功







『ふーっ、育児って大変だわ』





改めて、母の凄さがよく分かりました


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【寝かしつけする中村さん】
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