透明な蝶17 ページ19
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全員が身動きの取れない中、突然雨が止んだ。
否──雨が1ヶ所に集中したのだ。
｢ ！攻撃が……誰かが囮になっているのか…！ ｣
｢ ｯ………キュラソー… ｣
祈るようにどこかを見つめる陽出。
心配？不安？恐怖？
…いったい、今の彼女を表すには何と言えば良いのか。
揺れる瞳を隠し、安室に目を向ける。
｢ 今のうちに手を打ちましょう ｣
力強く、曲がらない意志をその光に宿して
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────────────
弾丸は未だに降り続けている。
たった1人に向けて、止まず、振り続けている。
キュラソーはわざと組織に見つかるよう走り出し、囮になった。
少年探偵団がいるであろう場所から遠い方へと
上手く雨を避けながら走り続けた。
しかし、
ここまでの銃撃で至る所が崩れ、彼女の前方には道がなかった。
雨は止まない。
止まれない。
壊れかけの道を伝いながらさらに下の道へと飛び移る。
──だが、上手くはいかなかった。
浴びせられ続けた弾が彼女に命中し、キュラソーはそのまま海へと消えていった…。
────────
────────────
｢ …おい、アイツ本当に大丈夫か…？ ｣
少しずつ崩れゆくそれの光景に誰かがぽつりと呟いた。
｢ 誰のこと言ってる？ ｣
｢ イカレ女 ｣
｢ 女性をそんな風に言うんじゃないぞ〜 ｣
｢ うっせー ｣
不安を掻き消すように
｢ …大丈夫だ、何せ“ ゼロ ”が居るんだ。心配ない ｣
そう言って微笑んだ彼を見て彼等もまた笑った。
そして前を向く────
｢ 今はこの命で…彼女に救ってもらった命で多くの命を救おう！ ｣
未だに混乱する園内。
助けを求める声、恐れる声、泣き出す声…様々な声が聞こえる。
目を閉じ、再び開く。
｢ 行くぞ！！ ｣
｢｢｢ おう！ ｣｣｣
＿＿＿“ 5人 ”でまた笑い合えるのはもう少し先になりそうだ
＿＿＿＿＿＿＿＿( ◜▿◝ )＿＿＿＿＿＿＿＿
長らく更新してませんでしたが皆さんお気に入り登録したままでいてくださってユルルは涙が止まりませんｵﾖﾖﾖ……(((
すっごい気まぐれで更新するんですけどたぶんじきに完結…？になると思います。
薄々分かっていたとは思いますが奴らが活躍してますねﾆｯｺﾘ
推しが活躍してますねｳﾌﾌ(((
続きも頑張って書いてくので少しだけでも覗いてってくださると嬉しいです
それではまたノシ
続く (更新停止中)
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白猫 - ユルルさん» 無理しない程度に頑張ってください！ めっちゃ応援します笑 (2020年6月5日 2時) (
レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
ユルル(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！！そう言って貰えるととても励みになります！！頑張ります！本当にありがとうございます！これからも是非この作品をよろしくお願いします！ (2020年5月12日 17時) (レス) id: dd96143ce4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とても面白いです！ 続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2020年5月11日 21時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユルル | 作成日時：2020年4月11日 22時
