【HQ!!】 聖夜の下で告白を――

及川　徹 ページ2

「おはよう、Aちゃん」

「及川さん？おはようございます」


朝の気温が低い中、一人で通学路を歩いていると後ろから部活の先輩に声をかけられた。
及川徹――青城バレー部の３年、セッターとして主力になっている選手。
マネージャーとして選手との会話は大事にしているけれどこの先輩は難しい。


「今日はいつもの女子居ないんですね」

「そうそう！逃げて来ちゃったー」

「追いかけてきたら私も巻き込まれるじゃないですか」

「そうだねー」


そうだね、って酷くないかな。
掴み所のない人は苦手だ。
でもやっぱりレギュラー選手とは普段からの会話を大事にしなければいけない…。
せめて岩泉さんとかだったら…、と小さく溜息をつく。


「溜息つくと幸せ逃げちゃうよー？」

「溜息は長くするほどストレス発散になるんですよ…」

「あれ！？急に疎外感っ！」

「気のせいです」


ストレス発散かー、と考えるような素振りを見せた後、及川さんはパッと私の方を向いた。


「じゃあ、俺がストレス与えないくらい幸せにしてあげよっか？」


本当に苦手だ、この人。
いつもこういうことを言って私の気持ちを弄ぶ…。
だから、好きで好きで堪らないから困るんだ。


「今日は…暖かいですね」

「っ！…寒くないですか？」


そう言って及川さんは静かに私を抱きしめた。
貴方が隣に居てくれて幸せです。


―――――――――――――――――――――――――――――
解説でーす((ｲｪｰｲ!

暖かいですね→あなたが傍にいてくれて幸せです
これは知っている人も居ると思います！が、

寒くないですか？→抱きしめたいです
こちらは自作ですねｗ

寒いですね→抱きしめてください
これが本当にあるやつです。
少し変えれば同じようなものか、と思いましてｗ

夏目漱石さん、すいませんm(__)m

孤爪　研磨→←影山　飛雄

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