◇１４６話◇ ページ23
◇
神童「ありがとうな、A」
A「いえいえ」
何とか間に合った本日の練習。
只今、午前のメニュー終了しました。
昨日と変わらず、寒さに凍える部員たち。
練習後の熱いお茶は割と好評で
昨日に続き、一人ずつ配って回る私達。
ガバッ
浜野「Aー・・・」
A「うわっ！？・・・あ、お疲れ様です」
いきなり後ろから飛びついて来たのは浜野くん。
なんだか少し慣れてしまった。
ってか、なんか冷たいっ！？
平熱高めでいつもポカポカしている浜野くんの体が、冷たいッっ！！？
A「大丈夫ですか・・・？」
浜野「あは・・・お茶飲んでAの顔見てご飯食べればへーき」
ナチュラルに私が組み込まれている・・・！
そんな浜野くんにもお茶を渡し、
いつも間にか集まっていた南沢さんたちにも同じように差し出す。
両手で受け取り、
ちびちびと口に運ぶ姿はなんだか可愛い。
南沢「僕、Aちゃんに心を温めてもらいたいデス」
速水「南沢さん、寒さで故障ですかね」
倉間「叩けば治るだろ」
南沢「俺はブラウン管か何かかっ！？」
それでもやっぱりいつものやり取りに、
くすっと笑みが零れる。
だけど、
それと同時に、どこか胸がザワザワするのは・・・
浜野「Aっ！」
A「えっ？・・・ぁ」
倉間「ボーっとすんな？食堂行こうぜ」
浜野くんに背中を押され、食堂へ向かう。
背中に触れる手も、
前を歩く速水くんや南沢さんの背中も、
どこか満足気な倉間くんの横顔も、
短い間に、こんなにも当たり前になってしまった。
速水「Aさん？どうかしましたか？」
A「え・・・？」
速水「元気なさそうに見えます・・・」
不意に振り向いた速水くんに、そんなことを尋ねられても。
A「大丈夫ですよ、すみません考え事してて・・・」
こんなテンプレ通りの返事しか出来なくて。
意識すればするほど、別れが、辛くなってしまう。
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猫宮 - あかん最終回じゃないのに泣ける (2019年11月8日 18時) (
レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
浜野鶴正 - わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁめっちゃ好きです更新頑張って下さい(*^^*)あなたのファンです！ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 76900bd172 (このIDを非表示/違反報告)
基山ヒロト南沢豪炎寺メープルあんりアシーネ\(//∇//)\ - あぁ〜。続編が気になります\(//∇//)\更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2018年7月15日 22時) (レス) id: b569ca4662 (このIDを非表示/違反報告)
魔燐 - 更新頑張って下さいね！ (2017年4月29日 21時) (レス) id: a9bc66a4cb (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お帰りなさい！私も更新しないと、、って思います、、けどなかなかヤル気が、、、 (2016年12月7日 20時) (レス) id: c71001c0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：照沢鴎 | 作成日時：2013年11月5日 20時
