◇１２５話◇ ページ1
◇
「「「が、合宿！？」」」
すっかり季節も冬色に染まり、
冷え切った日柄となった今日この頃、
サッカー棟のミーティングルームからは
揃いに揃った声が響いた。
葵「A先輩？何一人でボソボソ言ってるんですか？」
A「え？あ、な、なんでもないですよっ;」
コホン←
続編入っていきなり出オチか・・・((
えっと、状況を説明すると
本日金曜日、例のパニックお泊り会から
一週間が経とうとしていた。
練習後、円堂監督により
ミーティングルームに集まった
マネジも含めた部員たちが聞いた衝撃のお知らせ、
円堂「えっと、月曜日から２泊３日で合宿行くぞ！」
◇
そんな報告があった日の帰り道。
私は例によって
４人と揃って帰宅中だった。
浜野「ちゅーか、円堂監督もむちゃくちゃだよねー」
速水「浜野くんがそう思うならよっぽどですね(真顔」
まぁ、そう思うのもそうでしょう、
なんたって話が急すぎるし。
マネの私はともかく、
やっぱり選手はその・・・コンディションとか
そういうのの準備とかあるのだろうか。
全然わかんないけど。
南沢「２泊３日かー・・・長いようで短いなー」
倉間「先輩、それ、終わってから言うセリフですよ」
A「南沢さんはもう部活も引退ですから」
私の言葉にはっとしたように
倉間くんが南沢さんを見る。
南沢「・・・・」
「「「「・・・・・」」」」
南沢「・・・寂しくなる、よな」
南沢さんが小さく呟いた。
やはり、1人で新しい世界へ進むのだから
不安や期待とはまた違った複雑な思いもあるのだろうか。
すっかり冷え切った空気に
私たちから吐き出される白い息だけが
ただただ、静かに時を刻んだ。
浜野「・・・ちゅーかそれ、南沢さんが一番ね」←
南沢「え」
倉間「俺らはまだ4人一緒ですから」
南沢「なんと」←
しかし、そんなもの、
天下の浜野くんに任せれば
笑い飛ばされてしまうわけで←
倉間くんの言った
「まだ4人一緒ですから」が
ゆっくり私の心に埋まってくることなんて
誰も、知るはずがなかった。
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猫宮 - あかん最終回じゃないのに泣ける (2019年11月8日 18時) (
レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
浜野鶴正 - わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁめっちゃ好きです更新頑張って下さい(*^^*)あなたのファンです！ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 76900bd172 (このIDを非表示/違反報告)
基山ヒロト南沢豪炎寺メープルあんりアシーネ\(//∇//)\ - あぁ〜。続編が気になります\(//∇//)\更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2018年7月15日 22時) (レス) id: b569ca4662 (このIDを非表示/違反報告)
魔燐 - 更新頑張って下さいね！ (2017年4月29日 21時) (レス) id: a9bc66a4cb (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お帰りなさい！私も更新しないと、、って思います、、けどなかなかヤル気が、、、 (2016年12月7日 20時) (レス) id: c71001c0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：照沢鴎 | 作成日時：2013年11月5日 20時
