探偵チームKZ事件ノート 彩の秘密は知っている〜秘密公開編〜

アーヤに聞きたいこと　若武編　part2　守りたいから ページ7

彩side

彩「多分、家族に、この能力のこと言ったら得にお母さんは、私と目を合わせてくれなくなると思うから。」

若武「どういうことだ？」

彩「私の能力はね、相手に触れれば思いを変えられるんだけど、目を合わせるのが1番思いを変えやすいの。お母さんの思いを変えるときも、ずっと目を合わせて思いを変えてるから。」

すかさず若武は、もっと質問してくる。

若武「なんでアーヤのお母さんの思いを変えるんだ？」

彩「お母さんって、機嫌悪い時、家族にあたりやすいの。だから、誰かにあたってる時に、お母さんの思いを変えて私にイライラを向かせるの。人ってイライラをとどめておくと爆発しちゃうから。」

若武「なんで、アーヤが標的に、なる必要があるんだよ？」

彩「守りたいんだ・・・皆を・・・」

彩「私は奈子やお兄ちゃんやお父さん、もちろん、お母さんにも笑顔で、いてほしいの。」

皆は、黙りこんでしまった。

彩「お母さんだって、あたっちゃいけないのは分かってる。でも、どうしようもない時も、あるから。でも、皆が悲しんでたりするのはイヤだから。お母さんのイライラも私が全部、受け止めてあげたい、それで家族が笑顔になってほしいから。」

小塚「やっぱり、アーヤは優しいな。」

上杉「でも、全部で抱え込むなよ？」

彩「うん。」

こう言って、くれるのは皆が優しいからなんだけどね。

彩「でも、皆も私が守りたい人なんだよ？」

(男子)全員(俺は/僕は、守られたいじゃなくて、守りたいんだけどな。)

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