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em side
基本的にこの図書館への客人は少ない。好んで本を読む幹部が多くは無いからというのが主な理由なのだが。
故に今まで滅多に客人が訪れることは無かったのだが、ここ数週間で事情は激変した。
理由は……
『せーんせ！』
グルッペンさんの一存により、我々の城で保護することになった彼女が絵本にご執心だからだ。
入り口で聞こえた元気な声に口許を緩ませながら迎えに行けば、もう一人の姿が見える。
どうやら今日一緒に来たのはゾムさんのようで、肩車をしてもらっている彼女はご機嫌だ。
『きょうもきたよ！』
「はい、いらっしゃい」
zm「エミさん、Aに先生って呼ばれてるん？」
「えぇ。色々教えているうちに成り行きで」
zm「はえぇー……」
「俺の趣味ちゃうからな！？」
心なしか冷めた目でこちらを見てくるゾムさんに弁解しながら兎に角彼女を降ろすように促せば、二人揃って不満そうな声を上げる。
そんな状況で本が読める訳ないでしょうと指摘すれば、渋々ゾムさんはAさんを降ろした。
「それじゃあ、いつも通り気になった本を持ってきてくださいね。
私は飲み物の用意をしてきます。ゾムさんも紅茶でええかな？」
zm「Aは何にするん？」
『えっとね……？……！ここあ！』
「はい、合ってますよ。よく覚えてましたね」
zm「なるほどなーじゃあ俺もココアにするわ」
『！！ おそろい！』
「嬉しそうですねAさん。では用意しますね」
小さな給湯室へと引っ込めば、少し離れた場所から楽しそうな二人の声が聞こえる。
それを作業BGMにしながら手を動かした。
Aさんがこの城に来た頃に一番警戒をしていたのは実はゾムさんで。
自分の仕事としてグルッペンさんを守るという領域があったせいでしょうか、ロボロさんが完璧に白だと判断するまで交流を避けていた面がある。
しかし子供自体はそんなに嫌いではないようで、無害だと判明した途端Aさんを構うようになった。
彼女自身、ゾムさんの事は気にしていたようで嫌われているのかと心底暗い表情で私に相談してきたのは少し驚いてしまったけど。
グルッペンさんとも和解できていないみたいやし、知識より人との関わりかたを教えた方が彼女のためになるのかなぁと考えながら、
三人分の飲み物をトレーに乗せ、彼女達のもとへ。
「決まりました？」
『これ！せんせ、これがいい！』
zm「白雪姫とか、内容覚えてへんわ……」
「俺もやなぁ。では、読んでいきましょうね。むかしむかし……」
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.＊桜餅＊.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - そうなんですね、少し悲しいですが完結しても応援させて頂きます！私では、こんな神作品作れないですよ、更新頑張ってください！ (2020年10月31日 7時) (
レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - ん''ん''ん''ん''.......ロリ可愛い。いやぁ、ロリコンの俺には神のような作品ですわぁ！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年6月16日 23時) (レス) id: 0779f5a88d (このIDを非表示/違反報告)
めゅ。 - 面白すぎる…！！ 更新待ってます(><) (2020年3月17日 10時) (レス) id: 882f22aeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年3月14日 22時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 主様の書く幼女ちゃんかわいすぎぃ…好きです（）ut先生のキャラもpiくんのキャラも最高です…!!((これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください!!! (2019年12月31日 10時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南雲 | 作成日時：2019年11月8日 4時
