∵ ページ4
∵
ご機嫌よう。雪下家三男の涼太です。
そして、今は朝の6時半。我が家の朝食担当の僕の朝は早いのです。そして、今日は日曜日。
日曜日は、いつも寝坊助な双子が自主的に早起きする日でもあります。
大「りょたにぃ、おあよ!!!!」
辰「りょった、おあよぉ」
とととととっ!と軽い音を立ててリビングへと走り込んできたのは、我が家の天使だいすけ。
その後ろからのんびり、ブランケットをずりずりひっぱり目を擦りながら歩いてきたのが我が家の天使たつや。
涼「2人とも、おはよう。」
大「きょう、れんじゃーのひだから、おっきしたの!」
辰「ぱーぽーでるかなあ??」
大「だいちゃんはぴんくすき!」
涼「ふふ、ちゃんと起きられて偉いね?タオルでお顔、ふきふきしようか」
まだ身長が小さくて、洗面所に届かない2人の顔をホットタオルで拭いてあげるのが毎朝の日課。
可愛いから、見てて?
涼「たつや、お顔ふくよ」
辰「…びっくいしたあ!」
お顔拭くよと声をかけて顔を拭いてあげればタオルの温かさで目を覚ましたたつやがきょとんとした顔でこちらを見つめる、可愛いたらありゃしない。
タオルを変えて今度は、だいすけの番。
涼「だいすけ〜、こっち向いて?拭くよ」
大「んばぁっ!りょたにぃびっくいしたあ?」
いないないばあの要領で、俺を驚かせてるつもりのだいすけ。
やることなすこと可愛くない?
顔を拭きあげれば、おちびさんふたりは朝ごはんの時間。休日は起きた順に、ご飯を食べるのが我が家のルール。
それに今日は日曜日だから、双子が楽しみにしてる戦隊モノの前にご飯を食べさせなきゃテンションが上がって大変。
なので、日曜日は片手でも食べられるおにぎりやサンドイッチが朝ごはん。
涼「ふたりともー、お席座ってください」
「「あーい!!」」
涼「今日は、サンドイッチだよ」
辰「あ!!!たまご!!!!」
大「おいしそぉ!!!」
ぱちぱちと手を叩いて喜ぶ双子を見れば、毎日の早起きもなんももないと思えるから不思議だよね。
涼「ほら、いただきますして食べようね?」
辰「あい、いたらきます!」
大「たーきましゅ!!」
ぱちんと小さい手のひらを合わせて、ご挨拶をしては顔中を玉子だらけにしてサンドイッチを頬張る双子。
これは、ご飯終わったらまた顔を拭いてあげなきゃな。
涼太と双子の朝ごはん fin
635人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たっちゃん | 作成日時:2020年10月21日 19時