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和side
貴『おじゃましまーす…』
久々だなぁ…。
サイバの匂いがする…。落ち着く…
ガチャッ
貴『おじゃします…』
サ『ん。』
貴『…』
サ『…』
あー。沈黙は嫌いやわ。
あれを言わなきゃ。
サ『で、話ってなんなん?』
貴『えっと…。その…。退学のことなんやけど…。』
本当は違う。退学のことなんかじゃない。
サ『…うん。』
貴『正直、悩んでて…』
サ『で、どーするん?和はどーしたいん?』
貴『ほんとうは退学なんて、したくない。だって、はるかとサイバとはやしんと会える機会とか話す機会が減るから…。3人がいるから学校に行ってるから…。あとは………あとは………』
サ『なに?あとは??』
貴『s………』
サ『ちゃんとはっきりいってくれないと分からん。』
貴『やっぱ、何でもない…。今こと状況で言うことじゃないから…。ごめんね。』
サ『そっか…。あ、あのさ…。学校できつい言い方してごめんな…。』
貴『ううん…。気にせんといて…』
サイバごめんね。私が謝らなきゃダメなのに…。
あ…。また涙が出てきてもうた…。
もう嫌やわ…
サ『なんで、泣いてるん?』
貴『泣いてないで…』
サ『泣いてるやろ』
貴『うぅ…泣 みんなと離れなくない…。みんなともっと一緒にいたい…。』
なんで、泣いてるんやろ…。サイバに迷惑なのに…。でも、また涙が止まらないの…。
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作者名:nagomi07530125 | 作成日時:2018年1月13日 15時