連れ去った目的とは ページ36
グルッペンside
gr｢ふぅ……なんとか間に合ったな｣
私は彼女と一緒に転移をして、彼女の動きを止めていた。
gr｢これでゆっくり話せるなA｣
『私はゆっくり話したくないです。殺させるんでこの鎖を解いてもらっても』
gr｢こんなチャンスを逃すとでも？｣
俺はこの鎖を手放さないようグッと握りしめた。
gr｢私は君のことが知りたいんだ｣
『知って何になるんです？』
gr｢ただ興味があるだけだ。君のような我々、生徒会に興味を持たない人間は初めてだからな｣
彼女はため息をつくと
『そんなことに興味を持たれても困ります。私以外にもいるでしょ、生徒会に興味を持たない人なんて』
gr｢それはないな。私が今まで見てきた人間で君が初めてだA。君の欲望を持たないその目に私は惹かれたのだ｣
『……..気持ち悪いですね。貴方』
gr｢酷い言われようだな｣
そう言って笑いながら彼女に近づいた。
gr｢君は何故我々生徒会に興味がない？この学園では生徒会に勧誘を受け、入ることなんて滅多にないんだゾ｣
『別に大したことじゃないですよ。私はあなたたちみたいな権力とか力には魅力を感じませんからね。それに面倒くさいことは嫌いなので』
彼女はそういうと呆れたような表情をした。
私にとって初めての感覚だ。大体の連中は媚びを売るか、権力で支配しようとするかのどちらかしかない。だがこいつは違う。まるで自分の意見を持っている。そしてそれを貫く強さも持っている。
gr｢ますます欲しくなってきたな｣
『さっきからなんですか！いい加減離してください！』
その時彼女の口元に魔法陣が現れた。
『Unchain！』
その瞬間鎖が切れ、彼女は全速力で走り出した。
俺は驚いた。俺の魔法を解いたのだ。1年生がだゾ。それに魔法の杖無しでの使用。なかなかできるものでは無い。彼女が護衛などになればかなり役に立つだろう。
こうなればますます逃すわけにはいかない。俺はすぐに追いかけて行った。
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ましゅ(プロフ) - 3のやつを見てから来ました…『お世話になった先生達』での回のセリフってそういう事だったんですね 鳥肌立ちました…本当に凄いです (6月27日 18時) (
レス) id: 2e21c1764b (このIDを非表示/違反報告)
栗 - 最高です！応援させてください！ (2022年10月2日 15時) (レス) @page24 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
73(プロフ) - わかりました！すぐに直します！ (2022年8月31日 0時) (レス) id: ddec405605 (このIDを非表示/違反報告)
櫻と父 - ヒロインの変換の元が「愛」になっているので、可愛いなどが「可(設定した名前)い」になっちゃってますよー！ (2022年8月25日 20時) (レス) @page7 id: 44d545af96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：73 | 作成日時：2022年8月13日 20時
