【銀魂】今井信女の、お姉さん【逆ハー】

二十八 ページ32

信女




｢潜入捜査？｣


吉原から戻って翌日に異三郎に呼び出された。眠たい目を開いて話を聞けば潜入捜査とかするらしい。


｢ええ。エリートの我々がそんな事するのかとも思いますが旧友の頼みなのでね……｣

｢御託はいい。何処に潜入するの｣


異三郎の話はいっつも長い。エリートがどうのこうの言うから本題に入るまで1時間くらい掛かる事もある。



｢とあるパーティーに今我々が狙っている月島秋人(つきしまあきひと)が参加するようなのです。｣



月島秋人……見廻組が探していた凶悪犯。無差別殺人事件を引き起こした攘夷浪士の1人。


｢そう。｣

｢そこで信女さんにはこのドレスを着てパーティーに参加してください｣



異三郎が部下呼び出してドレスを持って来させた。赤いミニタイトドレスに黒いファーが付いてる。


｢なんでこんなに丈短いの｣


｢女性の力と言うやつですよ。殺しに長けてる信女さんのいい経験になるかもと思いましてね。｣

｢美人局って奴？｣


姉さんほど綺麗じゃない私が美人局って……可笑しいわね。



｢でも一応粛清対象なので短剣等持って行ってくださいね｣



ニヤリと笑う異三郎の笑みに、多少の恐怖を感じた。

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