【銀魂】今井信女の、お姉さん【逆ハー】

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信女



散々な目に遭った。写真やらプリクラやら絵描きやらなんやらで着物のまんま。


この着物、制服じゃないから動きにくくて仕方なかった……でも、


月詠や、神楽……ううん、それだけじゃない。皆が綺麗と言ってくれた。



でも私は綺麗じゃない。それは事実……


え？顔綺麗じゃんかって？私が言っているのはそういう事じゃない。


顔の好みは人それぞれだと思う。事実、異三郎は私をよく麗人だという。



私の言う“綺麗じゃない”と言うのは、【血濡れているから】という意味の綺麗さの話。



人斬りの私がそんなに綺麗に見えるわけない。真っ赤に濡れた顔に、服。それから刀。


何度も見慣れた光景を目の当たりにしているからこそ、私は綺麗じゃないのだ。



｢……め？信女？｣

｢っ、何？｣


ぼーっとしていたらしい。私らしくもない。これが戦場とかならば即死してる。


｢また血塗れた事？女の子なんだから辞めときなさい。｣


｢でもそういう事しか考えないから｣


黙らっしゃい！と姉さんは私の頬を抓る。あまり痛くないけど喋りにくい。



｢いひゃい。｣


｢今はただの私の妹今井信女なんだから、のんびりしなさいよ。……例えば、沖田くんと一緒に居るとか｣

｢嫌だ。｣



あんな人斬り……大嫌い。



私と違う……守る為に殺す人斬りさんなんて……

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