検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:822 hit

ページ5

怒涛の話の流れが過ぎ去った頃に、麗花は自室に戻って勉強すると言い出し、リビングから去った。それを見計らって、氷華先輩はあたしに1度深くお辞儀した。

「ごめんなさいね。麗花は、自分が大嫌いだから自分の話を聞かれたくないの」

「え、そうなんですか?」

麗花が歩いた方へ目線を向ける氷華先輩。

咲耶(さくや)さんも言ってるんだけど、麗花は中々本心を話してくれないんだって。私的にはアレでも伝わるけど」

咲耶さんは麗花の母親で、これまたびっくりするくらい美人なのだ。どちらかと言えば麗花より真璃ちゃんの方が似ている気もするけど、真面目さと頭の良さは母親譲りなのだろう。


「って言うか疲れた!!氷華さん、なんか昔の話してくださいよー!」

「真璃!?まだ初めて1時間も経ってないじゃない……まぁあたしも聞きたいです氷華さん」

「美空先輩まで……」

この人達は勉強会する為に集まったのではないのか?まぁ真璃ちゃんはこの家の住人だけど……

「……昔の話って、例えば?」

「なんでもいい!」

「じゃあ自分の話嫌いは長くなるから置いといて、なんで彼女が軽音部に所属しているのかを説明するね」

そう言えば聞いたこと無かったな……てか従姉が知るものなのか?それって

「それは……私のせいなの」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 名前固定 , 水無月シリーズ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢沢夏美 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年2月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。