【銀魂】白き恋人達。【坂田銀時】

六十 ページ24

美紅



通りがかった時に、呻き声が聞こえなかったという事は何かしらのことがあるに違いない。



と、思って戸を開けてみればチャイナドレスの少女と沖田隊長殿が見つめ合っていた。



｢そ・れ・と！私は神楽アル！チャイナドレスの少女は長いアル！｣



｢では神楽。ひとつだけ聞こう。隊長殿の事どう思う？もちろん異性として、な？｣


そう言うと、神楽はかぁっと顔を赤くして俯いた。しばらくフルフルと身体を震わせているが、ふと…



｢…………き、｣

『決めたんならハッキリ言えよー？』


｢好きアルヨ！！！！｣




おお、こんなにハッキリ大声でこんなことを言うとは…近頃の若者は大胆なんだなァ。



｢んでお医者さん！！どうすれば助かるアルカ！？｣


(私は決してお医者さんでは無いのだがな……)


｢……身長的に出来るかわからんが、頬にでもキスすれば多分治るだろ←｣

『テキトーな専属医だな』



白雪和華の言葉は無視して←



隊士に抱えてもらい神楽はほっぺたにキスをした。



その瞬間は、ボンッ！と煙が出て。シュゥゥとバケモンの姿から徐々に人の姿になった。


｢っ痛…って、｣



隊長殿は気付いてしまったようだ。




尚も神楽が顔真っ赤にして頬にキスをしてることに。

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