【おそ松さん】松野家のヘルパーさん【愛され？】 (ページ21)

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藍葉

そして翌日、おそ松に誘われてやって来たのは森の奥。そこには1つの檻があり、一頭の虎が入っていた。そしてその檻に……

｢出してザンスゥゥゥ！！！｣

｢バーローチキショー！！！｣

あの二人がボロッボロになってた。

｢鍵、レンタルする？｣

｢するザンスっ！｣
｢……10万｣

なんだろう、男って馬鹿だなって思ってしまうのは私だけなのだろうか。

｢……藍葉｣

｢あ？｣

｢女だって分からせて良かったって改めて思ったわ｣

あの時、六つ子は氷華の肩出しで鼻血出して｢2人は女っすね理解出来ました｣と声を揃えて言ってきた。

｢でもまァそっちが悪いんだけどねェー。｣

ニヤニヤしながら私はそう呟いた。だが虎に噛まれながらイヤミが私に向かって

｢なァに言ってるザンスか！元はと言えば小遣い稼ぎになると言って参加したのは2人ザンス！！｣

｢｢はァ！！！？｣｣

｢そもそも、六つ子達を騙しながら薬を使って女体化し、金騙し上げたのはどこの誰なんですか。

可愛いからという理由で私と藍葉を道具に使ったのはどこの誰なんですか！｣

最低。こんなやつと関わるとロクな目に遭わない。氷華ですらこんなに怒りを露わにしてる。

｢最っ低。ねェ、分かってんの？あんたら二人は私らを騙したんだよ？詐欺罪よ、詐欺罪。しっかり罰受ける事ね｣

もうこんな空間にいたくないと氷華とアイコンタクトして、私達は森を後にした。