【小説】暗殺者達の非日常【募集中】 (ページ26)

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第25話雪咲藍ページ26

“ バンｯ ”
銃弾が発砲された音。

反射的に私は振り向いた。

嫌な予感がする。

さっきまで一緒にいた、師匠の顔が思い浮かんだ。

駄目だ。
戻らないと。

走って暗い路地を抜ける。

騒がしい声がする。
そこには、サングラスに黒いスーツのような服を着た体つきのいい男性が沢山いた。

スコープを覗いている若いスナイパーもいる。

いた！…師匠！

『師匠！』

師匠と男達が振り向いた。

あんなに殺気が宿った目をした師匠を見たのは初めてだった。

師匠に近付こうとしている男に藍雪の刃先を向ける。

数秒後、男は簡単に倒れた。

……人数が多い。

藍雪を持つ手が震えた。

『……殺していいの？』

私の中で誰かが私に聞いた気がした。

時間がない。

『………私は……守ります。………守りたいんです。』

これが私の “解答”

……男達に囲まれた。

流石に人数の差がありすぎる。

唐突に一人の女性の人影が走ってきた。

『……鏡華さん。』

………………はぁ。

あの人のあの目。
言われる前に察しがついた。

私にも斬れというのだろう。

……よし。
………今は何も考えない。
後で考えたっていいじゃないですか。

…今は大切な“家族”を守るためだけの為に……

私は藍雪を離さないようにギュッと手に力を込めた。

私の目の前に出てくる男達は斬る。
後ろからくるのは跳躍し、体術を使う。

白い着物が深紅に染まっていく。

何人も斬っていったら、気づかぬうちに目の前には私と年もあまり変わらないであろう、銃を持った男性。

………冷たい目だな。
きっとこんな世界を嫌っているんだな。

過去の自分と少し重なった気がした。

簡単には撃ってこないようだ。
ならば…と思い、男性に一言。

『……お手合わせ願います。』

私には愛想の欠片もないなぁ、なんて自分でも思った。

…まぁ、別に私が勝つだろうし何でも良いけど。

『……私が勝ったら、貴方が世界を嫌う理由…聞いてみても、良いですか？』

少し涙声だったかもしれない。
よくわからないが見ていて苦しかったのだ。

こんなことを言い出したのは少なくとも、過去の自分に重なる人間に好奇心が沸いただけだ。

……別に、こんな赤の他人を自分に似てるから殺したくないなんて思った訳じゃない。

さっき、勝てるって思ったのにもう殺したくないって思っちゃってる。

………馬鹿だなぁ、私は。

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駄目だー！

上手く繋げない！

皆さんすみません。

最後に、雪斗君登場させました！
よかったら、繋げてください。

では、次の方、宜しくです。((((人任せw