第21話 早乙女いのり ページ22
「ふう」
そう溜息をつき転がっている藍を見つめる。
先程私の師、鏡華さんのところから帰っていたら彼女に決闘を申し込まれ二十分ぐらい戦ってコテンパンにした所だ。
「……ワイヤートラップは…ズルいんじゃありませんか?」
「藍雪使ってきた貴女が言いますか?」
私を見上げてそう言った藍に呆れを通り越して何といえばいいか分からないような感情が私を襲う
何故なら藍は開始早々、彼女の愛刀《藍雪》で私に斬りかかってきたのだ。
タイマンじゃないのかよ、っていうやつですね。
「…………」
「………わかってますよ、藍。何か私に話したい事があるんですよね?」
「………ありがとうございます」
私が側に座ると藍は起き上がって正座をすると口を開けた
「18歳で人を殺めているのって…終わっているんでしょうか?」
「私に言いますか?」
同じく18の私にそれを聞くとは………
そう思いつつ少し考える
「一族暗殺者の私が言うのもあれですが、終わってはいないと思いますよ。私の姉様は15歳デビューでした」
「…………」
「ですが暗殺者を辞めたいと言うのなら止めません。藍は優しいですから心を痛めるのも無理はありません。大きくなったら…貴女は剣道の道に進み、子供達に教える…そういうエンドもありではないでしょうか?貴女がどれを選んでも、私は応援しますよ」
「…師匠はどうするんですか?」
すると今まで黙って聞いていた藍は不安げ聞いてきた。
……考えた事もなかったですね、未来なんて。
「私は一生コチラ側ですよ。家族の仇もまだ取っていませんし」
「家族………」
家族のいない藍には言うべきでは無かったですかね……
私は立ち上がると彼女の頭を撫でる
「安心しなさい、私は貴女の家族ですよ」
そういって彼女に背を向けて路地を抜け、家へ向かう。
……そうだ。今度師匠に彼女を紹介しよう。
私、こんな素敵な弟子が出来たよって。
そう思いマンションにさしかかろうとした時だった。
チュンッ
「!!」
銃弾が私の頰を擦った。
それと同時に五、六人の男たちが路地から出てくる
それを見た私は微かに笑った。
「ついに早乙女家の血筋を潰しにきましたか。貴方にそんな資格あるんですか?ねえ、
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いのりさァァァァァァん!!
…ごめんなさい。藍ちゃんの続きです。来幸ちゃんごめんなさい。
いのりがどうなったかは皆様が繋げて下さいませ!
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悪歌 - 更新させていただきました。 (2019年1月29日 22時) (レス) id: 4f8094e67d (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - 神崎アリスさん» 了解です (2019年1月29日 21時) (レス) id: 975ff33ffa (このIDを非表示/違反報告)
悪歌 - 更新させていただきます (2019年1月29日 20時) (レス) id: 4f8094e67d (このIDを非表示/違反報告)
神崎アリス(プロフ) - ユキノシタさん» あ!はい!いいですよー!ただ…夏海のプロフの所でやりませんか?ここでは皆さんにも迷惑がかかるので… (2018年11月17日 20時) (レス) id: 532eff0a36 (このIDを非表示/違反報告)
ユキノシタ(プロフ) - 神崎アリスさん» あの、すみません。質問なんですがいいですか? (2018年11月17日 16時) (レス) id: e6e4f6b7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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