【歌い手】超人気の女性歌い手さんは、ピュアなお姫様でした！

22.花音病み期 1 ページ25

私は、中学の頃、風紀委員だった。








私が通っていた学校では、風紀委員は二つに別れていた。









普通の風紀委員といじめとか不良とかの問題を解決する風紀委員。








私は、後者だった。








困っている人を助けるのは心地が良かった。








風紀委員とか嫌われる事が多いみたいだけど、私には親友とも呼べる人もいた。








名前は、桜山彩花(サクラヤマアヤカ)。小学校からの付き合いだ。









なんでも話せる、相棒みたいな感じ。でも、そう思ってたのは私だけだったのかも知れない。








中学二年の時。彩花がいきなり変な事を言った。









彩花｢A……私って、必要？｣









違和感を覚えた。そんなしんみりした性格でもないのに。








この時、違和感に気付いていれば……彩花を助けられたのかな。







貴方｢？必要に決まってるでしょ！！｣








彩花｢そっかぁ……幸せ者だな、私。｣








一瞬悲しい顔をしたけど、すぐに笑顔になった。








その嘘の笑顔を見破れれば、彩花はまだ私の隣にいたかも知れない。









次の日。彩花が学校の屋上から飛び降りたと、先生から連絡があった。







なんで、なんで。私は学校を初めてサボって、病院に無我夢中で走った。








病室に行くと、沢山の管に繋がれた彩花の姿。









頬に温かい何かが伝う。








戻ってきて、お願い。








病院で泣き叫んでいると、彩花のお母さんが来た。






彩母｢Aちゃん、彩花から貴方宛に手紙を預かってるの。

と言っても、机から出てきたんだけどね｣








手紙？彩花のお母さんが私に手紙を渡す。









私はその手紙を読み始める。







『Aへ



元気ですか？笑顔は枯れていませんか？



この手紙を読んでいる時に私はいないのかな。



こんな事をして、ごめんなさい。



正直に言うと、私は、クラスの皆からいじめられていました。



Aを困らせたくなくて、相談出来ませんでした。



ごめんなさい。



Aが一緒に居てくれて、幸せでした。



自慢の相棒です。これからも笑顔で生きてね。



ごめんなさい。



　 彩花より』








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何日も更新出来なくて、すいませんでした(´；ω；`)


忙しくて、占ツクさえ開けていませんでした。


更新頑張ります！

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