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純血貴族 ページ1
シリウスSide
俺はやっとこのうす汚ぇ家から開放される。
純血だ、血筋だ、家柄だ。
そんなに【血】が大事なのか？
血は違くても同じ人間じゃないのか？
血だけを見て人を判断するこの家庭が俺は大嫌いだった。
弟もだ。
弟は家の言っていることに忠実であいつは純血主義だった。
だから俺と弟はこう言われて育った。
【レギュラスはシリウスより良い子】
けっ、こんな家いられるかよ。
そんな家とも明日でおさらばだ。
俺の家系は代々スリザリンだが俺はそんな寮に入りたくない。
絶対にスリザリンなんか入らない。
スリザリンじゃなかったらハッフルパフでもいい。
俺はこのとき、あんなことになるとは思っていなかった。
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作者名：凪桜 | 作成日時：2015年5月27日 18時
