存在意義のない少女

待って ページ41

中「芥川、なんとか云ったらどう…」




貴「中也さん！ちょっと待ってください！」




勢いで入ってしまった。




芥「A…。」




貴「中也さん、私は芥川先輩の部下から…！」




中「手前は黙ってろ。」




背中押してくれて励ましてくれた中也さんだけど、私は其処まで云ってない。




確かに私はもう芥川先輩は好きじゃない。中也さんが好きだけど、それでも憧れは芥川先輩だから。




芥「中原幹部。….其れだけは譲れません。」





中「ハッ…！散々Aを傷つけて来て譲れねェかよ。面白い事云うんだな。」




芥「話が其れだけなら僕は行きます。」




_____________スタスタ…




中「待てよ。どれだけAが手前の事思ってるか__________。」





貴「もうやめて下さい！もう大丈夫ですから！
…芥川先輩、お見舞いありがとうございました。」




芥「嗚呼。」




そう云って芥川先輩は去っていった。




貴「中也さんもありがとうございました。」




中「済まん。取り乱した。彼奴を試すつもりだったのに、ムキになった。」




そう云って中也さんは私を思いっきり抱きしめた。





貴「〜〜ッッ！！///」




中「悪い。欲出した…。」




よく見れば中也さんも真っ赤。





照れる所、可愛いなぁ…。




中「男相手に可愛いは禁句だろ。」




軽く頭を叩かれてから、少し距離を取る。



. .
中「じゃあ行くわ。また、な。」




貴「はい！」




部屋を出て目的の場所に行く。




さてと、ケリは自分で付けなきゃね。




そして探してたあの人に声をかける。





貴「芥川先輩！！」

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