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元木「っ、ちょっとちょっと！ヤバいって皆聞いて！」
織山「え、なに」
「さあ？」
黒田「あ、虫でも出たとか？」
朝から湧くんの大きな声が家中に響く
リビングに集まっていた私達と、空き部屋掃除を任せられた湧くん
空き部屋はたまに掃除してるらしく、誰もいないから虫とか出るのかな〜…と考えると、焦った様子で戻ってきた
元木「あの部屋最後に掃除したの誰！？」
内村「俺〜」
元木「颯太！？」
檜山「そんなに慌ててどうしたんだよ」
元木「掃除しようと思ったんだけどさ、なんか…妙に綺麗っていうか」
織山「綺麗なら良いじゃん、何が問題なの？」
元木「まるで、昨日まで誰か住んでたんじゃないかってぐらい綺麗なんだよ！ホコリも溜まってないし！」
それに前回の掃除担当颯太だよ！？こんな綺麗なわけねえじゃん！と吠える湧くん
巻き込み事故をくらったうっちーはヘラヘラと笑っていた
内村「たまたまだよ、きっと！」
元木「えぇ…普通に怖いんだけど」
黒田「掃除が楽になるんだから良くね？そんな気にすることじゃないって！」
元木「そう、なのかな…」
「何か引っ掛かってることがあるの？」
元木「………いや、きっと俺の気のせいだよな！ごめん！掃除してくる〜」
考え込んでいた湧くんが顔を上げ、掃除へと戻っていった
そんなちょっとした違和感は他にもあって…
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作者名：優風翔
| 作成日時：2022年10月17日 0時
