渚のエトランゼ Ⅱ (ページ11)

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「あれ？これ食器多くない？」

黒田「ほんとだ、なんでだろ…？無意識かも」

織山「そんなことある？」

テーブルの上に並べられた食器達は、どう見ても1セット分多くて

少ないならまだしも多いなんてことはここで生活していて今までなかった

このようなことが頻繁に起こって、それのどれもが無意識に行動しているんだ

無意識ということは自分達の中にある潜在意識的なことなんだと思う

内村「幽霊に取り憑かれてるんじゃない？？」

檜山「急にホラーじゃん(笑)」

元木「颯太やめろよ！ビビるからぁー！」

内村「…俺も怖くなってきた」

その一瞬で笑いが生まれ、特に深く掘り下げることはなかった

きっと、偶然タイミングが重なっただけ。幽霊だとかそんなことあるわけがない。たまたま、不思議なことがあっただけ

………そうは思っているのに、何故だか心の中にある違和感が消えなかった

何かを忘れてるような気がして…モヤモヤする

檜山「食べないの？」

内村「Aちゃんが食べないなら貰っちゃおー！」

「あ、ダメ！絶対あげない！これは私のだから！他の人の取って！」

織山「なんでこっちまで巻き込むの？！」