渚のエトランゼ Ⅱ (ページ26)

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黒田「ねー、どんなやつが来ると思う？俺らのノリに合う人が良いよねー」

檜山「うん…」

黒田「あ、でもこれ以上イケメンは来なくて良いわ。イケメンは俺だけで充分」

檜山「そうだな……」

黒田「………俺の話聞いてないだろ」

戻ったという事実が嘘のようで、ボーッとしていると指摘される

今日変じゃね？熱でもあんの？と心配されるほどだった

元木「なぁ檜山ー」

檜山「ん？」

元木「明日颯太と深田と海行くけど檜山も行く？」

檜山「あー俺はいい…」

断ろうとして言葉を止めた。俺は過去と同じことをする為に戻ってきたんじゃない

後悔をなくす為に戻ってきたんだ。何も行動しないより、する方がマシだ

檜山「いや、行こうかな」

元木「了解。明日帰りに拾ってもらえるように頼んどくわ」

檜山「わかった」

こんなことで運命が変わるなんて思ってないけど、過去に戻ってきた意味を俺なりに見つけたい

そして、Aちゃんを助けられるならなんだって良かった

竜生のあんな顔…もう二度と見たくない。あいつには、笑っててほしい

『檜山くん、俺の顔見すぎじゃない？(笑)』

檜山「ん？相変わらずイケメンだなって」

『えー！何急に！照れるんですけど！ちょっと皆今の聞きました！？』

織山「深田うるさい、さっさと食べろ」

内村「いらないなら貰っちゃうよー」

『待って待って！いらないとは言ってないから！』