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「そんなことが…」
中村「だから、あらかじめ予測出来なかった俺のせいなんだよね」
「それはしょうがないよ…！だってそんなこと起きるなんて思わないじゃん…」
中村「んーん。今でもあいつらを傷付けてるのは俺の危機感が足りなかったからだと思ってる」
視線を下げて申し訳なさそうな顔をする嶺亜くんは、きっと皆のことをよく考えてるから悩むんだろう
そんな嶺亜くんだからこそ、皆に好かれてるし愛されている
私、何も知らないのにここに来て良かったのかな…
「…ごめんね、私がここに来たら迷惑だったでしょ？」
中村「そんなことない。お前のことは理解してるし、ここにいる全員がわかってくれてる」
「そっか。でも深田くん凄いね！そんなこと言うなんて」
中村「あー、それは俺もビックリした。多分正義感強いやつなんだろ」
深田くんって優しいイメージだったから、そんな強い物言いをする人なんだ…ってちょっと意外だった
でも、それが皆を守るため…なんて、かっこいいな。とか思ったり。
「…ちなみにさ、その封筒の中身って何？」
中村「盗撮写真、最近よくあって。いつもは気付かれる前に処理してたんだけど…深田にバレちゃった」
「大丈夫なの…？」
中村「うん、警察にも届け出てるし大丈夫。証拠も揃ってるから。まさかこんなストーカー紛いなことしてくるとは思わなかったけど」
「それなら良かった…うっちー大丈夫かな…」
中村「ま、こういうときは瑠花がいるから。どちらかというと、俺は深田が心配かな」
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作者名：優風翔
| 作成日時：2022年7月19日 21時
