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「何食べよっかな〜…」
海の家までの道のりで何を買おうか考える
暑いからかき氷にしようかな？でもちょっとお腹空いてきたかも…いや、海に来る前にご飯食べたし食べ過ぎは太っちゃうよね。やっぱりかき氷にしよう！
脳内会議をしながら海の家までの道を歩いていたら…目の前に現れる三人組の男
《ねぇ、一人？》
「え？あ、はい。今は一人です」
《良かったらさ、俺らと遊ばない？》
《キミ可愛いから奢るよ》
「あの、すみません、先約があるので…」
こういう人達には関わらないのが一番だ、と通り抜けようとすればその中の一人に腕を掴まれる
振り払おうとしても力が強くて簡単には振りほどけない
《そんなこと言わないでさ〜…》
《良いじゃん、ね？》
「やめてください！」
《必死になっちゃって可愛い〜(笑)》
ビクともしない腕に、やっぱり檜山くんに着いてきてもらえば良かったって後悔した
人通りの少ないところを通ってきたから助けを呼んだところで来てくれるとは限らない
男が私の肩に手を回して強引に連れていこうとする…身を捩ってみても逃げられないのは一目瞭然だった
もう誰でも良いから助けて…！
『その子から手、離してもらえますか』
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作者名：優風翔
| 作成日時：2022年7月19日 21時
