渚のエトランゼ (ページ25)

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深田side

『ちょっ、湧くんやめて！(笑)』

元木「どうだ！俺の攻撃に参ったか！」

黒田「深田！こうなったら絶対湧に勝つぞ！」

元木「だから、2人は卑怯なんだって！」

皆で来た海、思った以上に楽しくてはしゃぎ回る

彼女持ちの2人は俺達より彼女のことばかりだけど…それでも楽しい

湧くんと黒田くんとじゃれ合いながらも、チラチラと目を向けてしまうのはAちゃんの方

可愛い水着を着てるのに、パラソルの下で檜山くんと涼んでいる彼女

『ブッ…！』

黒田「よそ見すんなー！」

『黒田くん酷くないっすか！もう俺怒りましたからね！』

Aちゃんに気を取られているうちに、黒田くんに海水をぶっかけられる

湧くんは大笑い、黒田くんはニヤニヤしてて…火がついた俺は仕返しのごとく暴れてやった

そんなじゃれ合いを繰り返していると、檜山くんがこっちに来た

元木「檜山が来たぞ、こいつは強敵だ…！」

檜山「そんなことないだろ(笑)」

黒田「絶対嘘！腕相撲も強いじゃん！」

『………檜山くん、Aちゃんどこに行ったの？』

檜山くんが来たんならAちゃんのところに行こうかな、と視線を向けた先に彼女はいなくて。

どこ行ったんだろう…と檜山くんに問いかける

檜山「あー、Aちゃんならそこの海の家に行くって…」

『っ、えっ！？まずいって…！』

黒田「おいっ！深田！？」

檜山くんから聞くなり、俺は走って海を出る

パラソルの下に置いていた自分のパーカーを引ったくって全速力でAちゃんを探すために走った