渚のエトランゼ (ページ24)

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『…どうしたの？』

「あ、な、なんでもない……！」

『そう？』

慌てて誤魔化すと、特に深くは触れてこないから助かった

どうしよう、軽い気持ちで誘ったけど結構ヤバイかも。

じんわりと熱くなっていく顔に両手を当て、なんとか自分を落ち着かせる

元木「黒ちゃんヤバイって！」

黒田「深田！湧を海に落とすぞ！」

『了解です！』

元木「2対1は卑怯だろ！！！」

元気に逃げ回る湧くんと、それを追いかける黒田くんと深田くん

うっちーは瑠花さんと海に入ってて、2人でイチャイチャして楽しそう

織山くんは寧々さんに海に入ろう！と手を引かれているのを渋ってる様子

で、私の横にいる檜山くんは、そんな皆を見てただ笑ってる…なんとも平和な空間だった

檜山「Aちゃんは海に入らなくて良いの？」

「んー、海に来ただけでわりと満足してるんだよね(笑)」

檜山「じゃあ何か食べる？そこの海の家いろいろあるし、ここにいるだけじゃ暇でしょ。俺買ってくるよ」

「えっ、良いよ良いよ！自分で行くから」

檜山「俺も行く。人多いし戻ってこれないかも」

「大丈夫だよ、迷ったりしないから！檜山くんも皆と海入ってきなよ！」

流石にそこまでさせるわけにはいかない、と何度も断れば檜山くんは本当に大丈夫？と問いかけてくる

一応ここには目印もあるし、皆がどこにいるかわからない…なんてこともない

私はバックを持って海の家に向かった