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ご飯の後、凪はなんだか怒っていたが、
仕事の時間が迫っていて、鍵を閉めるためにも凪も一緒に外へ出した。
すぐにタクシーを呼び、凪とは玄関先で別れた。
そして仕事は立て続けに入っている。
セットに着いてすぐに始まる撮影。
これは来年のドラマの。
そして今日の分を取り終わると、次は雑誌の撮影。
そしてそれが終わればあっという間に夕方になり、
次は某テレビ番組の運動神経悪い芸人のゲストとして出演するので、その撮影現場に行く。
思ったよりもそこでの撮影が長引き、
撮影が終わったあとも盛り上がった。
いくつかの芸人さんたちに、みんなで飲みに行かないかと
お誘いを受けたが、すみません、と断りを入れる。
そして最後はラジオ番組。
色々と視聴者からの質問に答えていくもの。
それが終われば、もう家に帰るだけ。
少し肌寒くなってきた東京。
コート類を身にまとい、さあ、タクシーを呼ぶぞ。というところで、
私のスマホが鳴る。
凪「もしもし、今どこ?」
『もしもし、え、今___ってところだけど、なんかあった?』
凪「あ、合ってた。裏から外出て。マスコミは玲王に任せたから大丈夫」
そういって電話を一方的に切る凪。
言われた通りに裏から出ると、
なにやら古い感じのおしゃれなアメ車が一台止まっているのがみえる。
運転席を除くと凪がのっていて、
ひらひらとこちらに手を振っている。
近寄ると窓が開かれる。
凪「A、お疲れ様。乗って」
そう言われるので乗ると、
ぎゅっと座ったまま抱きしめられる。
『ちょっと、』
凪「大丈夫、マスコミいない」
『そういうことじゃなくて…』
というと凪は顔をのぞき込む。
真っ赤なAの顔が見えた。
『そゆの、慣れてないから…その、』
その言葉が凪の心にずきゅんとささる。
凪「はあ。むりかわいいすき」
そういうとグリグリと肩を頭に押し付ける凪。
『ねえ、だめ。ってか車もってたんだね、しかも可愛い』
凪「でしょ。玲王に紹介してもらった車」
『なるほどね。で、なんで車?』
凪「よくぞ聞いてくれました。ドライブしよ、A」
こうして凪との夜のドライブが決定した。
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虹(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嬉しいような悲しいようなちょっとよく分からない感情ですが、陰ながら応援させていただいていました!!本当にお疲れ様です!リクエストの件ですがお時間ある時で大丈夫ですので烏くん、乙夜くんの夢小説を書いていただきたいです!! (2023年3月26日 2時) (レス) @page24 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
村紗水蜜デコレさん(プロフ) - 完結お疲れ様です!!(╥﹏╥)良かったら絵/心さんのを書いて頂きたいですっっ(╥﹏╥) (2023年3月26日 0時) (レス) @page24 id: 66ad029385 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - Hiさん» コメントありがとうございます🥹そう言っていただけて嬉しいです💖 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます🥹これからも頑張ります❤️🔥 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
Hi - お、面白すぎる!!神だ、、! (2023年3月7日 19時) (レス) @page18 id: 20e40c99d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美影 | 作成日時:2023年2月1日 22時