【リヴァイ】俺だって惚れた女に甘えてぇ時もある。〈1〉【進撃・短編集】

【今日はお前を離さねぇ】4 ページ46

私を優しくソファーに沈めながら、何度もキスを求めてくる兵長・・・。


「ンっ・・・だ、め・・」


唇が離れる瞬間、熱い吐息とともに抵抗の言葉を呟いてみるけれど、効果無し・・・。



びくともしない、たくましい胸板を押し返しながら、それでも頑張ってみる。


「へいちょ・・・ンンンッ・・！・・私、いかな・・きゃ」

「・・・うるせぇ。A、今日は一日、ずっとこうしてるぞ・・」




ずっと・・・こうして！？




顔を真っ赤に染めた私を見降ろす、リヴァイ兵長の優しく・・憂いを帯びた瞳。


私の火照った頰を指で撫でては、その熱を冷ますようにキスを落としていく。









ふたりで重なるには窮屈なソファーの上。



背もたれと兵長の腕に挟まれ、身動きの取れない私は逃げられずに・・・




大好きな兵長の温もりに包まれた腕の中。


「・・・A、お前は俺のものだ・・絶対に離さねぇ」


敏感な耳元で囁かれる、甘くて強引な兵長の言葉。



重なる唇は、溶けてしまいそうなほど優しく・・・


奪われるように激しく・・・



触れるたびに深くなって・・・・。


「ん・・・ッ・・ふぁ・・・兵・・長・・・」

「A・・・」


リヴァイ兵長と一緒に、ずっとこうしていられたら・・・


死ぬほど嬉しい・・・・。





でも。





そうだった・・・。





私には今、仕事という使命が・・・っ！！



ー続くー

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