【調査兵団温泉郷へようこそ!】3 ページ20
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ー女湯にてー
「わぁ・・・すご〜い!癒されそう〜!」
脱衣所を出ると、湯気が立ち上る温泉が!
石造りのお風呂・・・回りを囲む木々は『竹』っていうらしい。
リヴァイ兵長、やっぱり凄い!!
惚れ直しちゃいます!
「Aもおいでよ!あったかくて極楽〜♪」
爪先を湯に差し入れる。
少し熱く感じてピリピリ・・・そのまま底に足をつけると、一気に熱が身体中を巡る。
蒸気した頰で満面の笑みを浮かべるペトラさんの横に行き、肩まで湯に沈める。
「はあああ〜・・・・♪」
日々の訓練の疲れが溶け出していくみたい・・・
きっと兵長はみんなをリフレッシュさせたかったのかも。
『A、今度ふたりで風呂に入るぞ』
ふふふ。
兵長とふたりなら、星空を見上げながら・・・なんて、ドキドキしちゃいそう。
そんな事を考えて、にやけていたら・・・
ガラッ。
「いやっほ〜〜!!!」
ザッパァァァン!!
「はっ、ハンジさん〜!!?」
頭まで潜って、勢いよく顔を出す。
「・・・・ッ・・はぁぁっ♪気〜持ち〜〜イ!!」
「ハンジさん、はしゃいでるとリヴァイ兵長に怒られますよ〜!」
「え?リヴァイ?」
「男湯の声、聞こえるんです。ふふっ、さっきもエレン達、怒られてたし」
「ふ〜〜ん!そうか!!あの壁の向こうに男湯がね〜〜!」
ハンジさんが耳をすます仕草をするので、私とペトラさんも何となく一緒に聞き耳を立ててしまう。
すると・・・
「オイ・・・ガキ共・・・これは・・どういう状況だ?」
え〜〜!?
男湯、どんな状況なの!?
その時、ハンジさんが私の方を見てニヤリ・・と悪だくみする子供みたいな笑顔を向けた。
「ねえ、A〜!!ちょっとだけでいいから!ねえ、触っていいでしょ〜!?触って
いいよね!?」
「ちょ・・!ハンジさん!?な、何言ってるんですか〜!!?」
慌てる私に、ハンジさんは「し〜〜っ!」と人差し指を唇に当てて小声で囁いた。
「いいから、いいから!嫉妬に狂うリヴァイを見てみたいんだよおおお!!」
「えー!そんなコトしちゃダメです〜〜!」
ペトラさんに助けを求めようと振り返ったけど、興味津々の顔してる。
私の制止も振り切り、大声で続けるハンジさん。
「うひょ〜!Aの、すっごい柔らか〜〜い!!」
「やっ、やめてください!ハンジさん〜!!」
止めてみるけど、これじゃまるで触られちゃってるみたいに・・・!
「・・・おい」
ハッ!
ー続くー
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凪沙(プロフ) - にんじんさん» にんじんさん、コメありがとうございます!団長は熱血天然な感じになっちゃいます(笑)(*´Д`*) (2017年12月24日 1時) (レス) id: 28ac3c9ea9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - エルヴィン団長なんかカワイイ!www (2017年12月24日 0時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - かなんさん» かなんさん、コメント凄く嬉しいです!ヽ(;▽;)ノそのセリフは...ケーキ作りかな?何かと間違っちゃう兵長です/////よかったら続編もよろしくお願いします(=´∀`)頑張ります! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)
かなん - 「・・・選択を間違えたか」ってとこにかなりツボりましたwww (2016年12月10日 22時) (レス) id: 47873baf47 (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - サハラさん» そんな〜!///(*´Д`*)気に入って頂けるよう頑張ります!...突然、あらぬ方向に行くからなぁ..兵長(笑)お待ちくださいねっ♪ (2016年4月23日 20時) (レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)
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