威嚇砲撃 ページ48
《ザムザ》自体の移動速度はそれほど速くはない。
しかし一歩が数メートルにも及ぶため、接近戦ではこの体移動だけでも大変な
基地までの距離はもう3キロと無いだろう。
これだけの巨体が近づいて来ているにも関わらず、気味が悪いほど静かだった。
一切の攻撃が通用しなかった敵に、討伐軍として出来ることは少ない。
誘導、
どれも危険かつ成功率が低い作戦になることは、容易に想像がつく。
「戦車部隊、止まれ！」
宮本はハッチから上半身を出し、外の状況を見ながら無線で指令を出した。
基地から2キロほど前進したところで、戦車部隊が横一列に並ぶ。
この一帯はもともと民家やビル群の少ない平地のため、障害になる建物が無く見通しが良い。
だが、逆に言えば身を隠す場所が無いとも言える。
二階堂はまだ現場に姿を見せていない。
今は第一部隊の隊長を務める、宮本
「いいか！ここが防衛ラインだ！《ザムザ》の目的は定かではないが、我々の任務は明瞭だ！命を賭け基地を守る！！敵の侵入を許すな！」
「了解！！」
兵士たちの緊迫した声が無線機を通して返ってくる。
宮本はそれに無言で頷いた。
「
全戦車の
兵士たちは恐怖と闘いながら、隊長の合図を
《ザムザ》の
200メートルの距離まで引きつけた。
・・・充分だろう。
重苦しい静寂を破り、宮本が叫ぶ。
「ーーー撃て！！」
15台の戦車の
全弾、《ザムザ》の前脚を目掛けて着弾し砂煙りが巻き上がる。
威嚇砲撃とはいえ、確実に砲弾は命中していた。
隊員たちは瞬間、『脚が吹き飛んだのではないか』と、目を見開き砂煙りが落ち着くのを待った。
宮本も左手を上げ、隊の行動を制していた。
だが、隊員たちの僅かな希望はすぐに打ち消され、現実を思い知ることとなる。
ー無傷・・・！！
やはり・・・という絶望と虚無感が隊員たちに襲いかかる。
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凪沙(プロフ) - 沙羅さん» ありがとぉ沙羅！o(≧▽≦)o この先視点が色々になるからね、ゴチャゴチャしないように頑張る〜！戦車まだまだ出るよ〜（笑） (2017年1月29日 23時) (
レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 戦車出た〜！！（≧▽≦）ガルパン好きな私としてはテンション上がる〜！すごく想像できるよ(笑)いよいよ戦闘が始まったね！蒼生くんの登場も楽しみにしてる〜♪ (2017年1月29日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 雛雪。さん» コメントありがとう！やっと戦闘めいてきたけど、人類ヤバイです(>_<)ドキドキしてもらえるように頑張る〜！ (2017年1月29日 22時) (レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)
雛雪。(プロフ) - 凪沙さん» 全人類に成す術は在るのか………ヽ(;ﾟ;Д;ﾟ;; )!!めちゃめちゃ凄いSFの醍醐味になってきたよ〜〜〜Σ(･∀･|||) (2017年1月29日 20時) (レス) id: 083e971712 (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 桜吹雪さん» 桜吹雪さん、読みに来ていただいて嬉しいです！ヽ(；▽；)ノ感想まで...ありがとうございます！今後も頑張りますねっ♪イベント参加させて頂き、ありがとうございます（≧∇≦） (2017年1月29日 18時) (レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)
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