ＳＡＯキリト夢小説 White guardian５

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「両刀っていえば、Aも・・・・」


ちらり、とこちらを見るリズベットさん。


「・・・・・一応スキルの一つです」
「そんなこと、見ればわかるわよ」
「ユニークスキルか、それに近いスキル。尚且つボイスコマンドが設定されている・・・ってところか」


なんで真剣に推理し始めるかな。

まあ、いつかは公にでるものだけど・・・・。


「わかりましたよ。見せるだけですからね」


なんかもう、誤魔化す方が面倒。

ため息を付きながら、剣を抜いた。


「《換武》Ｗolke・・・まあ簡単に言うと色々な武器へと変化してくれる優れものです」


やる気のなさを全面に表した声で言うと、剣は禍々しい鎖鎌へと姿を変える。

二人からおお、と感嘆の声が上がるが無論、これだけで済ませるつもりはない。

ちゃり、と鎖の摩擦音を聞きながら言葉を続けた。


「鎖は需要がないと思って熟練度は上げていないんですけど、これくらいならできますよ」
「え？うわっ」
「ちょ、！？」


鎖の端を投げると、システムの自動アシストによってそれはキリトの体に巻きつく。

当然ながら驚いた表情のキリト同様、リズベットさんも目を丸くしていた。

しかし、すぐに納得したというふうに口を開く。


「だからあんなにたくさんの武器見せろって言ってたのね」
「はい。でも鎖も案外面白いですね」
「・・・・・・楽しんでないで解いてくれよ」


身動き一つとれない状態のキリトが声をあげた。

それに対し、私。


「え、嫌です」

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