ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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店から出ると、ヒースクリフに向かい合う。


「おとーさんっ」


満面の笑みを貼り付けて可能な限り可愛く言うと、後ろのキリトがぴしりと固まった気がした。

似合わない事をしているのは百も承知だ。


一方でヒースクリフは表情筋を一ミリも動かさずに続きを促す。


「ちょっと面ァ貸してください」


視界の端で今度は閃光も固まるのが見える。

しかし、やはりヒースクリフはあくまで真顔のまま頷いて歩き出した。ついて来いと？


「キリト、次の目的決まったら知らせて下さい」
「う、うん」


キリトの返事を聞いてから、‘おとーさん’の背中を追った。



やがてキリト達が見えなくなる距離まで離れると、無意識にため息をついていた。一体今日何度目だろう。


「それで、聞きたい事とは？」
「まずは・・・そうだな。むこうの私の体はどうなってる？」
「心配には及ばない。ちゃんとした医療施設で保護している」


嫌な言い方してくれるな。

でも、一応栄養失調で死ぬ事は免れるわけか。


「・・・前から気になってたんだけどさ、いいの？チートなんてさせて」
「大きな問題はない」


小さいのならあるのかよ。

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