*228話「過去編〜災厄のレモネード〜」漆原side ページ6
次の日、早乙女檸は練習に加わった。
実力、技術は申し分なし。
というか、あの子は天才肌だ。
(今のとこ、Aのほうが経験値も高いし
レギュラーはAなんだけど、果たして納得するかな......)
遅かれ早かれ直面しそうなことに
うーんと唸っていると、
「宇佐美先生」
休憩でスポドリとタオルをもらった早乙女檸が
さえちゃん先生のところに向っていた。
自然と集まる視線をものともせず、彼女は言った。
「なんで大和先輩がレギュラーなんですか?
どう考えても、私のほうがうまいですよね?」
その発言にピシッと周りが固まった。
「なんだよ、て」
「結良っ」
「う゛......」
暴れそうな結良を止める。
ついでに、チラリと見たAの表情はよくわからなかった。
さえちゃん先生は苦笑しながら話した。
「そうだなぁ。確かにお前のほうが技術も実力も上かもね。
だけど、セッターとして一番大事なもんが足りない。
だから、レギュラーはAにしてる」
「足りない? 何が足りないんですか?」
「まあ、それは自分で考えなきゃ意味がないからなあ。
よく考えなさい」
パンパンッと手を叩いて「はい、休憩終了」と
声かけたさえちゃん先生。
あんなので納得するのかなあ?と見ていたら、
早乙女檸と目があった。
げっ、と一瞬思うも男の人が見惚れそうな笑みでお辞儀された......。
(納得......したのかな?)
案外いい子なのかもしれない。
そう思っていた私は気づかなかった。
彼女が冷たい目でAを睨んでいたことに......。
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星蛍(プロフ) - ゆっぴぃさん» ありがとうございます!来年1月からハイキューが始まると聞いて最近更新を頑張っている次第です笑 パスワードにつきましてはこちらのミスです。すみません!!今日中に解除します!! (2019年11月19日 11時) (レス) id: b5b09ffd1d (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - 猪絢さん» ありがとうございます!パスワードは解除したつもりでした。すみません!!今日中に解除しておきます!! (2019年11月19日 11時) (レス) id: b5b09ffd1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴぃ(プロフ) - 凄い面白くて毎回更新楽しみにしています。7章はパスかかってるので見れないのが悲しいです。近々見れるようになりますか?早く続き読みたいです。 (2019年11月19日 10時) (レス) id: 3c7526cd22 (このIDを非表示/違反報告)
猪絢(プロフ) - 面白くて読み込んじゃいました!7章パスワードかかってた見れないのですがまだ書き途中だったりするのでしょうか…? (2019年11月19日 1時) (レス) id: 262406d3d0 (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - 杏樹さん» それは良かったです!ありがとうございます(^-^) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星蛍 x他1人 | 作成日時:2016年1月8日 20時