after Let Me 6 side 2 ページ46
「え！ホントですか？」
Aのテンションが上がってる。
なんとミツマネのお兄さんが
不動産屋さんなんだって。
家を探してるって言ったら話をしてくれるらしい。
「担当外なのでご希望に添えるか分かりませんが」
「いえ、話してくれるだけでありがたいです！」
イキイキと答えるAは
「……あ、幼なじみの分とかって頼めたりしますか？」
充君の存在を思い出したらしい。
さすがに無理かな、と思ったのか小声になる。
「もちろん……って、私も聞いてみないとですが条件教えてください」
「はい！確認してきます！あと、追加のドリンク頼んできます」
ハキハキ答えて部屋を出るA。
「じゃあ私も兄にひとまず連絡してきます」
ミツマネも部屋を出て残されたのは俺とミツ。
「引っ越すんだねー、Aちゃん」
「みたい。まだ確定じゃないけど」
「幼なじみと近くに住むの？」
「……や、そうは聞いてないけど」
「近くに住まないといいな。心配だろ？」
「…………は？」
サラッとミツが言うから
さすがにリアクションに困るけど。
今更隠すのもおかしいかな、と思って
「……………うん」
「だよな」
頷くとミツは小さく呟いてドリンクを飲み干す。
何となく2人で黙っちゃうとAが戻ってきて
「聞いてきましたー！……あれ？マネージャーさんは？」
元気に襖を開けて俺たちしかいないからキョトンとしてる。
「いまお兄さんに連絡取りに行ったよ」
「あ、そうなんですね。有難いなー」
ミツと話しながら戻ってくるAは
「見つかるかな、いいところ」
無邪気に俺を見てくるから。
何だかホント申し訳ない、って思って。
「いい所なかったら無理に引っ越すことないと思うよ」
つい言うと
「……まぁ今のところ気に入ってるけど、最近物騒だからセキュリティ高いとこの方が安心かな」
Aがあえて明るく言いつつ気を遣ってるなーって分かる。
「俺が石油でも掘り当てられればマンションの1つでも買ってあげるんだけど」
「あはは！さすが北山さんチャラいですね！」
ミツの言葉に笑ってるAだけど。
そっか、俺が買ってあげてもいいのかな。
黙っちゃう俺に
「ニカ？冗談だぞ？」
「え？買ってもらわないよ？」
「……分かってるよ」
2人が焦るから
さすがにやっぱりそれはダメか、なんて思う。
ただ、それならいっそ
2人で住む新しいところ探す？
なんて思ってしまった。
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yuzu_(プロフ) - 分かりました！楽しみにしてます！ (2021年12月11日 13時) (
レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - yuzu_さん» ごめんなさい、仕事がバタバタしてるのもありますが他のも更新してて…💦もう少々お待ちください<(_ _)> (2021年12月11日 8時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - もう更新してませんか…？ (2021年12月11日 0時) (レス) @page12 id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2021年10月24日 16時
